ソウル(鍾路区) , 三清洞・ソウル北部

ソウルを囲む北岳山、南山、駱山、仁王山の4つの山は、合わせて内四山と呼ばれています。その中でも最も高い山がソウルの北側に位置する「北岳山(プガクサン)」です。景福宮の北側にそびえ立ち、またの名を白岳山(ペガクサン)ともいいます。城壁が山に沿って保存され、四小門の1つである彰義門(別名:紫霞門)が北岳山西側の山麓と仁王山の間にあり、ソウル市の中心部からも比較的近い場所に位置しています。彰義門からソウル市城北区貞陵洞にあるアリラン峠へと続く観光道路の北岳スカイウェイでは、青々とした自然の中でソウルの市街地の景色を一望できます。北岳スカイウェイと南東側の山麓に位置する三清公園は、北岳山探訪の途中にほっと一息つくのにぴったりな休憩空間となっています。 高さ:342メートル


ソウル(城北区) , 三清洞・ソウル北部

太祖5年(1396)に創建された粛靖門(スッチョンムン)は南大門(ナムデムン)、東大門(トンデムン)、西大門(ソデムン)と共に韓国の4大門のうちのひとつで、北門とも呼ばれる門。ソウル北部に位置したこの門は、景福宮(キョンボックン)を中心に右側の彰義門(紫霞門)と共に両羽に該当します。そのため人々が歩いて通るとその支脈が崩れ、国が危機に陥るという理由で太宗13年(1413)に松を植え通行が禁じられていました。その後、粛靖門は散歩道として利用されていましたが、1968年の北韓(北朝鮮) 武装共産軍事件で一般人の接近が禁止されました。しかし2007年4月、ソウルの城郭・北岳山(プガクサン)の全面開放計画により粛靖門が開放されることになり、3つのコースで粛靖門への探訪が行われています。北岳山は長い間出入りが統制されていたため自然がよく保存されており、山に登ればソウル全景のすばらしい眺めが楽しめます。