忠清南道(青陽郡 )

忠清南道青陽郡にある方基鈺(パン・ギオク)家屋は1985年忠清南道文化財資料第279号に指定された古宅です。 朝鮮時代に建築された建物と推定され、母屋、客人を迎える舎廊(サラン)チェ、使用人が使っていた行廊チェが一つに繋がり、コの字型の形をした伝統韓屋です。 階段を上がり入口の大門から中に入ると、閑静な庭園が目に飛び込んできます。この中庭は韓屋に入る扉・中門まで続きます。塀のそばにはここの主人が使い古した道具が置かれており、中門を開け韓屋の中に足を踏み入れると、そこは博物館を彷彿させるような民俗工芸品が所狭しと置かれています。 韓屋体験は客人を迎える舎廊チェや舎廊房、母屋の反対側の中庭を隔てたトゥラレッパン、板の間を間に置き居間の向かい側にあるコンノンバン、行廊チェで可能となっています。2018年4月現在、増築中の茅葺屋根の韓屋が完成すれば茅葺屋根の韓屋体験も可能になります。 トイレと一体となった浴室がすべての部屋にあり、客室ではユンノリを楽しんだり広い中庭では板跳びやブランコなど韓国の伝統遊びも楽しむことができます。 夏になると、乳幼児や小さなお子さんのためのミニプールも設置されます。家族みんなで楽しく韓屋体験ができる様々なプログラムも準備しています。


大邱広域市(南区)

梨泉洞九十九階段壁画村は、ソウルの仁寺洞(インサドン)通りのような古美術通りとしてよく知られる大邱(テグ)広域市南区(ナムグ)にある梨泉洞(イチョンドン)古美術通りの西側のエリア、瑞鳳寺(ソボンサ)の南からすぐそばにある平屋の古い韓屋が軒を連ねる場所にあります。 それまで薄暗いコンクリート塀に囲まれた路地というイメージがあった九十九階段でしたが、「99歳になっても、はつらつと」というコンセプトで壁画を描き、明るく美しい壁画の路地に生まれ変わったのが、ここ梨泉洞九十九階段壁画村です。


忠清南道(舒川郡 )

5月下旬、舒川(ソチョン)の沖では天然のヒラメやタイ漁が最盛期を迎えます。足が早い天然のヒラメは運搬の過程で鮮度維持が難しいため、都市に住む皆さんを港にお招きし、平目の刺身や鯛の刺身を味わう粋な味のお祭り「舒川自然産ヒラメタイ祭り」を開催する運びとなりました。 日の出村として有名な忠清南道舒川郡西面馬梁浦口には5月になると、岸壁でヒラメを満載した船の陸揚げで大忙しになります。ヒラメは砂地の海底に住む魚ということもあり、東海(トンへ)よりは西海(ソヘ)や南海(ナメ)の沿岸に多く生息しています。 刺身屋で普段食べるヒラメの刺身は大半が養殖で、天然物を食べる機会は余りありません。というのも天然のヒラメは刺身屋の生簀(いけす)に長い時間生かしておくことができず、輸送の過程でストレスを受けやすいなど鮮度維持が難しいためです。 しかしここ馬梁浦口の港では養殖物はほとんどお目にかかれません。養殖でない天然のヒラメが多く水揚げされるのは約30隻のヒラメ漁船が一つの村で集団で操業しているからです。一早くから建網漁業である「三角網漁法」を導入、舒川・馬梁港では約20年前から南海でこの漁法による操業を開始し、今では韓国全国最大の天然ヒラメ漁獲地となっています。 5月下旬には一日平均4~5トンのヒラメが水揚げされ、多いときには1日で10トン前後にもなるときがあります。お祭り期間になると、ヒラメの刺身やヒラメで作った辛口の鍋・メウンタンがお手ごろな料金で食べられ、また週末や休日には様々なイベントや素手でヒラメのつかみ取り、子どもヒラメたも網掬い体験、記念公園でヒラメ探しなど様々な体験プログラムを楽しむことができ、楽しさいっぱいで一日中満喫できます。


大邱広域市(中区)

地元の厄介者と見られていた廃墟が、市民みんなが楽しめる文化・芸術スペースに生まれ変わった寿昌(スチャン)青春マンション。大邱(テグ)広域市中区(チュング)寿昌洞(スチャンドン)にあるこの寿昌青春マンションは、旧・KT&G(旧韓国タバコ人参公社)煙草製造廠(工場)で働く職員用宿舎として使われていた集合住宅をリノベーションした文化芸術複合スペースです。 1976年から職員宿舎として利用されてきましたが、1996年にその役割を終え、20年以上もの間、使われず放置されていました。 この使われなくなった建物は2016年文化体育観光部の文化再生事業に選ばれたことで転換点を迎えます。 これまでこの建物が経てきた50年近くの歳月の痕跡を外壁に残しつつ、内部は若手アーティストのための活動の場として整備、新旧が共存するスペースとして再び生まれ変わった寿昌青春マンション。 寿昌青春マンションは、2年間の改修を経て、2017年12月「寿昌青春マンション」として正式に開館、2018年9月には大邱現代美術家協会による寿昌青春マンションの受託運営を開始し、2018年11月3日再スタートを切りました。 ただ古びた建造物として長きに間放置されていた寿昌青春マンションは、今では大邱地域の若手アーティストのアート活動拠点として利用されています。 [出典:寿昌青春マンション]


全羅南道(潭陽郡 )

全羅南道潭陽郡昌平スローシティ内に位置する「メファナムチプ(梅の木の家)」は韓屋体験宿泊施設です。 宿泊料には朝食が含まれており、ヌルンジ(おこげ)と季節の食材を使った手作りのおかず、養鶏場から直送した卵で作ったたまご蒸しなどが提供されます。 オーナーは農村教育農場をともに運営しており宿泊客は体験料が割引になります。また、予約時に問い合わせれば農場散歩、卵収穫、犬と散歩なども楽しめます。


忠清南道(舒川郡 )

長項スカイウォークは美しい松林と干潟を誇る長項(チャンハン)松林山林浴場にある高さ15メートルのスカイウォーク・展望台です。 目の前に遮るものがなく一面に広がる空と海を歩いているかのような涼しげで、ちょっぴりスリリングな楽しさを感じる場所です。 スカイウォークの一番先端には展望デッキもあり、周囲の素晴らしい眺望を眺めることができます。


京畿道(加平郡)

京畿道の小雪岳と呼ばれる雲岳山中腹にある「Sunhill Golf Club(サンヒルゴルフクラブ)」は美しい自然を背に、正規コース36ホール(サンコース9ホール、バレーコース9ホール、パインコース9ホール、ヒルコース9ホール)およびパー3コース9ホールなど全45ホールのコースがあります。自然に近い素材を使った曲線の美しいクラブハウスは、ゴルフコースを一望できるように設計されています。また、1級ホテルレベル・53室のゴルフビレッジがあり、快適で楽しい1泊2日のラウンディングができるようになっています。


全羅北道(茂朱郡 )

茂朱郡赤裳面にある赤裳山(1,034m)は、四方が層岩絶壁で囲まれています。この山の上の安国寺があった場所に茂朱揚水発電所所の上部貯水池である赤裳湖が建設されましたが、この湖の周りに長さ8,143メートルの赤裳山城があります。 高麗時代、契丹族の侵略があった際に近隣の数十の村から逃げてきた人たちが難を逃れた他、高麗末期の日本軍の侵略の際は、三道按廉使が軍隊を引き連れ応戦した古城だとされています。 高麗末期恭愍王23年(1374年)三道都統使であった崔瑩将軍が都に帰る途中、四面が切り立った岸壁で囲まれた天然の要塞を見て感嘆し、山城を建設することを王に建議したといいます。その後、朝鮮時代に入り、山城を建設し、5大史庫のうちの北側史庫が危険に晒された際に赤裳山史庫を設置し、韓国の国史を守ってきた由緒ある場所です。


慶尚北道(慶山市)

ナツメで有名な慶尚北道慶山(キョンサン)にあるパラムヘッサル農場(風陽差し農場)は広々としたナツメ畑のそばにあります。農場は韓屋宿泊施設としてはもちろん、ナツメの広報館やナツメ加工施設がある体験型農場としても運営されています。 韓屋は母屋と舎廊(サラン)チェの建物、バンガローからなり、母屋を除く舎廊チェとバンガローで韓屋ステイが可能となっています。建物はそれぞれ独立しており、予約した1組(最大4人まで)のみしか宿泊できません。全室エアコン、冷蔵庫、コーヒーポットなどが完備しています。 ナツメの農場ということで韓屋のすぐそばにあるナツメ広報館では慶山のおいしいナツメの試食ができ、体験やセミナースペースもあります。 また加工室がありナツメの加工工程も見学できます。ナツメの収穫時期である秋にはナツメ狩り、ナツメ餅作り、薬飯作りなど農村体験もできます。


全羅北道(益山市 )

「パンディップリモーテル」の主な利用者は20~30代の若い旅行客とビジネスのため長期宿泊客となっています。客室にはコーヒー、カップラーメン、レトルトご飯など、簡単な食べ物が常備されています。 パンディップリモーテルには、一般客室のほかに、壁に黄土、天井にヒノキが使われ、心身の疲労を癒してくれる黄土部屋がひとつあります。その他、フロント前では益山弥勒寺址や王宮里遺跡の案内映像を上映しており、旅行情報も提供しています。