守御将台
 
京畿道(広州郡) ,
山城西側の守御将台は、南漢山城4奨台の1つで、仁祖2~4年(1624∼1626)の間に軍事的な目的で建てられた楼閣です。守御将台とは、要塞の守りを担当する守御士が軍を指揮・命令する場所です。この守御将台は、仁祖14年(1636)年丙子の乱の際に、仁祖が直接守城軍を指揮しながら清太宗率いる12万の大軍と45日間交戦した場所で、交戦の末、三田渡で屈辱的な降伏を迫られたとされています。

陜川映像テーマパーク
 
慶尚南道(陜川郡 ) ,
この陜川映像テーマパークは、映画「ブラザーフッド(韓国名:テグッキ・フィナルリミョ)」の撮影のために建てられたセット場です。ここには1950年代の平壌の市街地の様子を再現したセットがあり、撮影に使われた50件余りの建物や軍用車などが展示されています。入口には日本語のパンフレットも用意されている他、この映画の主人公であるチャン・ドンゴンとウォン・ビンの二人の写真もあり、各国から訪れるファンが一緒に写真撮影を楽しむ姿が見られます。

新北リゾートスSPRINGFALL
 
京畿道(抱川市 )
水質がよく自然景観も美しいことで有名な抱川にある「新北リゾートスSPRINGFALL(シンブクリゾートスプリングフォール)」は、首都圏唯一の重炭酸ナトリウム温泉を楽しめる施設です。自然の趣を感じながら温泉を楽しめるさまざまなスパ施設、露天風呂、乾・湿式サウナ、黄土部屋、アイス部屋(クーリングルーム)などを完備し、疲労回復、健康増進、ストレス解消に最適です。 また、大人だけでなく子どもも一緒にたのしめる快適で安全な波のプール、流れるプール、バーデプールといった水遊び施設の他、ちょっとしたスリルを味わえるウォータースライダーなどを備えています。

淳昌醤類博物館
 
全羅北道(淳昌郡 ) ,
淳昌邑白山里の伝統コチュジャン民俗村の前にある醤類博物館(ジャンリュ・パンムルグァン)は、コチュジャンやテンジャンなどの醤(ジャン)類を展示した常設展示場をはじめとし、郷土文化遺産を展示した企画展示室、屋外広場などから構成されています。常設展示場には、醤類の歴史や醤を漬ける方法、醤類の容器の展示や、発酵過程観察室など各種体験および遊びの空間もあります。特に、野外広場には醤類の入った甕などを並べて置いておく高台や、ひき臼をひく水車や百済時代の古墳などがあります。

解憂斎
 
京畿道(水原市)
ミスタートイレットこと沈載徳(シム・ジェドク)氏は世界トイレ協会の創立を記念し、30年以上住んでいた家を取り壊して便器型の家を建て、解憂斎(ヘウジェ)と名づけました。解憂斎とは「懸念を解く空間」という意味で、寺院のトイレを意味する解憂所(ヘウソ)に由来します。2007年3月に工事を始め、同年11月1日に完工し、便器型の家「解憂斎」は2007年にギネスブック韓国記録院から「もっとも大きなトイレ造形物」という記録を認められ、国内外のマスコミから注目されました。沈載徳氏が亡くなった後、彼の意思により遺族が2009年7月に水原市に寄贈し、改修が行われました。水原市トイレ文化展示館「解憂斎」は2010年10月30日にオープンしました。

舒川 馬梁里ツバキの森
 
忠清南道(舒川郡 ) ,
舒川八景のひとつ「馬梁里ツバキの森」は、8,265平方メートルの敷地内に樹齢約500年のツバキ80本あまりが生い茂っています。その成り立ちには、いくつか言い伝えがあり、ひとつは約500年前、馬梁の水軍僉使(水軍の武官)が、海辺にある花を増やせば村が繁栄するだろうという夢のお告げを実行し、森ができたというもの。もうひとつは、漁に出た夫と子どもを海で失くした老婆が沖合いで天に昇る龍王を見て、龍王を敬い怒りをおさめなければならないと考え、夢のお告げによりツバキの種を得て、それを撒きツバキが生い茂ったとされるものです。 ここは、韓国では数少ないツバキの森であり、また、気候面においてツバキが生息できる北の限界線上に位置するという植物分布学的な価値もあります。さらに伝統的な豊漁祭や伝説もあることから文化的価値も高いとされ、1965年には天然記念物第169号に指定されました。 ツバキは、ツバキ科に属し、韓国を含め日本や中国などの暖かい地方に分布しています。韓国では南側の海岸や島でみられます。ツバキは普通、高さ7メートルくらいまで育つ暖温帯性常緑広葉樹ですが、ここのものは強い風を受けるため約2mしか伸びず、横に広がっています。また、森の西側は風が強いため、残っているツバキは数本で、東側に約70本が分布しています。花が咲く時期によって「チュンベク(春栢)、チュベク(秋栢)、トンベク(冬栢)」と呼ばれ、馬梁里のツバキは春に咲く「春栢」です。常緑性の高木で、厚く光沢のある濃い緑色の葉がたくさんついており、とてもきれいです。3月下旬ごろから花が咲きはじめ、緑の葉と紅い花のコントラストは美しく、5月初旬ごろまで訪れる人々の目を楽しませます。森の頂上には東屋「冬柏亭」があり、ここから、海に浮かぶオリョッ島や美しい夕日が一望でき、まるで水墨画のような世界が広がります。さらに、ここは地理的特性により日の出と日の入りがどちらも見られるとして人気のスポットとなっています。また、冬柏亭の近くには馬梁タンチプと呼ばれる豊漁祭祠堂があり、その昔から、毎年ここで大漁と安寧を祈願する祭祀が営まれています。    

全谷里先史遺跡
 
京畿道(漣川郡) ,
韓国の旧石器遺跡を代表するこの遺跡地は1978年米軍兵士によって偶然石器が発見され、世界的に注目される旧石器時代の遺跡地として知られるようになりました。1978年の石器発見以降現在まで11回にわたる発掘が行われ、3000点以上の遺物が採集されています。これら石器の発見は、東アジアとアフリカ、ヨーロッパで旧石器文化を二分していたモビウスの学説を変えるきっかけにもなりました。また東アジアの旧石器文化を新しい角度から理解しようとする試みが増え、これは韓国の旧石器研究だけではなく、全世界の旧石器研究を豊富にすることにもなりました。現在全谷里先史遺跡地内には旧石器遺跡館や資料館などの施設と、旧石器時代の生活が表現された野外造形物が自然環境と調和するように配置されて旧石器時代をわかりやすく理解できるように工夫されています。

頭輪山ケーブルカー
 
全羅南道(海南郡 ) ,
頭輪山(トゥリュンサン)は南道にある名山で大芚山とも呼ばれています。高さは703mで大小8つの霊峰から成っています。寺院や遺跡が多く、自然環境が素晴しく、暖帯性常緑広葉樹や温帯性落葉広葉樹が森を形成し、植物分布学上重要な価値を持っています。 大興寺入口から頂上までは約2~3時間かかり、反対側の入口にある頭輪山ケーブルカーを利用すると、頂上のすぐ下まで行くことができます。頭輪山の頂上からは多島海と平野が広がっています。ケーブルカーの長さは1,500mで、片道10分程度かかります。