慶和駅桜道
 
慶尚南道(昌原市 ) ,
慶尚南道の桜の名所として知られている慶和駅は、慶尚南道鎮海市慶和洞にある小さな駅で2006年からは旅客業務はされていません。聖住寺駅と鎮海駅の間に位置しており線路に沿って咲き並ぶ桜がトンネルを成しており、安民峠や余佐川の橋と共に桜のフォトスポットとしても有名です。頭上で桜が満開に咲き誇る線路の上を自由に歩くことができ、桜が散る頃になると列車が通り過ぎると桜が吹雪のように舞う光景は幻想的です。映画『天国までの60日(原題:少年、天国へ行く)』やドラマ『春のワルツ』のロケ地でもある慶和駅から世和女子高校まで続く約800mの線路沿いの桜は、余佐川よりもじっくり桜を楽しむことができカップルや家族連れの観光客が多く訪れます。毎年桜が咲く頃になると多くの観光客が訪れるため、2009年から軍港祭の期間のみ一時的に旅客業務を再開するようになりました。軍港祭の期間中には桜祭りのシャトル列車が運行され、ここを通る列車は全て徐行運転をするため桜を思う存分楽しむことができます。最近では観光客のためにきれいな化粧室が新たに作られました。 ただし、ここは列車が通る線路であるため列車が通る時間には案内員の指示に従わなければならないため列車情報には注意する必要があります。※2015年2月から、定期旅客列車の運行は行われず、鎮海軍港祭期間中のみ運行が行われます。

懿陵[ユネスコ世界文化遺産]
 
ソウル(城北区)
懿陵(ウィルン)は朝鮮20代王・景宗(1688-1724、在位 1720-1724)とその継妃、宣懿王后(1705-1730)の陵です。 景宗は粛宗と禧嬪張氏の長男で、幼いころから身体が弱く王位について4年後に治績(政治的な業績)を残せないままこの世を去りました。宣懿王后は1718年に皇太子の妻となり、1720年に景宗が即位すると王妃となりました。記録によると彼女は全ての事柄に慎重で温和な性格だったと言われています。一般的に双陵は左右に造られますが、懿陵は王と王妃の墓を前後に配置した陵です。このような配置形式には風水地理的な理由があり、自然の地形を破壊せずに陵を造ろうとする韓国民俗の自然観が現れています。

丹陽温達オープンセット場
 
忠清北道(丹陽郡 ) ,
温達観光地内にある「温達オープンセット場」は、「太王四神記」や「一枝梅(イルジメ)」などのドラマのロケ地として有名な場所です。セット場内には撮影当時に使われた衣装や小物などが展示されており、ドラマの登場人物の模型と一緒に写真撮影もできます。また、温達洞窟やテーマ公園、温達山城、温達館、郷土料理店などさまざまな見どころや料理も楽しめます。

三木船着場
 
仁川(中区)
三木船着場は永宗島北部の真ん中にある埠頭です。 ここは、ソウルや仁川などの首都圏から1時間以内にある島、長峰島、茅島、信島、矢島を往来するための船着場です。 三木船着場からまず最初に経由する「信島」は、本物の塩を生産する場所だといい、真塩とも呼ばれています。特に、「信島」の最高点である九峰山の頂上に登ると目の前に広がる永宗島など西海の小さな島々の絶景が非常に幻想的です。 信島や矢島、茅島は2つの連島橋でつながっています。 「矢島」には手付かずの自然が残り、ドラマ「フルハウス」や「悲しい恋歌」のロケ地としても知られ、多くの観光客の関心を集めています。 また、「茅島」は、島の近海で漁業をすると、魚よりも草がよく獲れるとし、草を意味する茅をとって、「茅島」と呼ばれるようになりました。暗行御史の李建昌に纏わる説話が碑石とともに伝えられいます。島の随所に釣り場が設けられており、ボラや, ハゼ、クロソイ、アナゴなどが獲れます。特産品は糖度の高いブドウや天然の牡蠣が有名です。 信島船着場から再び船に乗り長峰島に向かいます。「長峰島」は島の形が長く、峰が多いことに由来し、海岸の絶景をなす場所がたくさんあります。 4つの島の周囲を広い干潟が囲んでおり、信島とともに矢島、茅島一帯には天然記念物に指定されている珍しい鳥類の生息地としても知られています。また、地域の特産物としてはブドウが有名で、海苔、エビ類、貝、タコなどがたくさんとれます。

黄鶴亭
 
ソウル(鍾路区)
「黄鶴亭(ファンハクチョン)」は1898年、高宗の御命によって慶熙宮の会祥殿北側に設けられた弓術練習のための射亭です。慶煕宮が1913年に取り壊され、1922年にはその跡地に朝鮮総督府専売局官舎が建てられ、黄鶴亭はその際、登科亭跡地である現在の場所に移されました。登科亭は、玉洞の登竜亭、三清洞の雲竜亭、社稷洞の大松亭、楼上洞の風嘯亭とともに弼雲洞の登科亭として西村五射亭と呼ばれていましたが、五射亭をはじめとし、ソウルにあった名のある弓場は日本強占期に伝統武術が禁止されたことで徐々に消えていきました。 黄鶴亭の弓場は全国的にも有名で、光復(国権回復)後も使われていましたが、韓国戦争(朝鮮戦争)により建物が被害を受けました。しかし、その後、修造されて現在では弓術に関する行事なども開かれています。

清州国際空港
 
忠清北道(清州市 ) ,
清州国際空港(チョンジュグッチェゴンハン)は国際空港の機能を持った中部圏の拠点空港で、金浦国際空港から165km、仁川国際空港から250km、群山空港から120kmほど離れた内陸中心部に位置しています。京釜線・湖南線などの幹線鉄道や京釜・湖南・中部高速道路、主要国道が分岐する交通の要衝の地で、地政学的に大変有利な場所に位置しています。 参考ページ 清州国際空港  

臥龍公園
 
ソウル(鍾路区)
臥龍公園は1984年に開園した公園で、ソウルの展望の名所として有名な北岳山の「馬岩」から降り、城郭の道に沿っていくと入口に着きます。この公園は三清公園や昌慶公園、北岳山の都市自然公園と隣接しており、龍が横たわっている姿ににていることから臥龍洞とも言われます。臥龍公園は土地が浅く樹木の生育が困難なため、アカシアの木などを植えていましたが、住民が1000万株の植林イベントを行い育てたことで、今では青々とした木々と季節によって様々な花を咲かせる美しい公園になりました。春はサンシュユ(ミズキ科の落葉小高木)、梅、ツツジ、レンギョウなどが咲き、家族そろって出かけるのにもってこいです。公園内にはバトミントン場やエアロビクス場、体力鍛錬施設、休憩所(あずまや)などの便利な施設も整っており、散歩やスポーツ、そして休憩と過ごしやすい場所です。臥龍公園のメイン散歩コースには北岳山のソウル城郭探訪路とサムチョク公園間の循環散策路の2コースがあります。コースには桜の木が植えられ、春には美しい桜道ができ、市民の憩いの場所となっています。

国楽博物館
 
ソウル(瑞草区)
1995年にオープンした国楽博物館は国楽の歴史と音楽の関連資料が展示された博物館です。博物館にはユリ館と中央ホールに国楽の楽器が展示されており、音響や映像などを通して聞きたい音や映像を楽しむことができます。中央ホールでは宮中音楽と祭礼音楽の演奏に使われた楽器を見ることもできます。

ソウル特別市科学展示館
 
ソウル(冠岳区) ,
2004年7月に開館したソウル特別市科学展示館は子ども向けの科学教育と科学教師向けの研修、そして首都圏の学生、市民を対象にした科学公園としての役割を担ってきました。 学生や市民が自由に利用できるように無料で開放しています。

石氷庫
 
慶尚北道(慶州市 ) ,
石氷庫(ソッピンゴ)は言ってみれば石で作った自然の冷蔵庫。新羅時代(BC 57~AD 935)の首都であった慶州の半月城にあり、見た目は非常にみすぼらしいものですが、入口の近くに立っただけでも冷気を感じ、冷蔵庫の機能を十分に果たしていたことが分かります。この石氷庫は半分は地下を掘った形になっており、世界どの地域にも例を見られない物であるためこの時代新羅の文化が非常に発達していた証拠。地盤自体が冷えている土地を選び、花崗岩で底と壁を覆い天井はアーチ型で通風のための穴も空けられています。また氷を保存する際には更に断熱材として藁が使われていたとされ、現代の科学者がこれを実際に実験してみたところ6ヶ月後に氷の溶けた量は0.4%に過ぎなかったという結果は驚くべきことでしょう。このように保管された氷は夏になると上流階級が好んで食した冷菓に使われたため王自らが氷を保存するよう命じたと書物に記載されており、これらの記録を見ると石氷庫は約1500年前に作られたと考えられますが、現在慶州に残っているのは朝鮮英祖14年(AD1733年)に作られたもので、長さ12.27m、幅5.76m、高さ5.21m。現存する石氷庫の中で最もいい状態で保存されているもので、宝物66号に指定されています。