新津島
 
忠清南道(泰安郡 ) ,
忠清南道泰安郡近興面新津島里にある「新津島」は、1.06k㎡程の面積で、程竹半島の端に位置しており、泰安郡から40km、近興面から1kmの距離にあります。高麗成宗時代、海岸防備のため万戸庁(万戸:武官職の名称)が設置され、それから住民が居住し始めたと言われています。 

雲林山房
 
全羅南道(珍島郡 ) ,
尖察山(チョムチャルサン、485m)の麓、双渓寺の南に位置している全羅南道記念物第51号の雲林山房(ウルリムサンバン)は、朝鮮後期の有名な画家、許維(1809-1892)が1856年に学者であり書画家だった師匠の金正喜(1786-1856)がこの世を去った後、帰郷して晩年をすごした場所です。 雲林山房という名前は、尖察山に連なる峰の中の深い山間に、早朝と夕方に立ち込める霧が、まるで雲の林のように見えることから付けられました。許維の「夢宴録」によると、この地には様々な花木が根を下ろしていたという記録が残っています。後裔たちが珍島を去った後、長い間放置されていたところを1982年に孫の許楗(1907-1987)の手によって現在の姿に復元されました。 尖察山をまるで屏風のように背景に美しく映し出している、逆コの字形の瓦屋根で作られた雲林山房は、画室とその他の部屋から成っています。後方には木造の草家で造られた生活空間があり、右手には小痴記念館が建てられています。記念館の内部には、許氏一族の画家による作品が多数展示されています。また、敷地の中心部には白いスイレンが一面に咲く四角形に形作られた池があり、真ん中には天然石を積み上げて作られた直径6メートルの丸い島があります。この島には許維が植えたと伝えられている、さるすべりの木が趣深く立っています。 *雲林山房は韓国映画「スキャンダル」の中で、3人の主人公が舟遊びをする場面が撮影された場所です。

没雲台
 
江原道(旌善郡) ,
画岩8景のうちのひとつである没雲台(ムルンデ)は、岩が幾重にも重なっている岩壁に樹齢500年を越す松の木が立っており、絶景を織り成しています。また、没雲台の岩壁の下にある渓谷には澄んだ水が流れており、夏になると避暑客で賑わいます。整備されている登山路を歩くと、画岩8景のうちの5つ(画岩薬水、コブク(亀)岩、華表柱、小金剛、没雲台)を見ることができます。没雲台の下を流れる小金剛の渓谷の水に足を浸しながら眺める没雲台はまた格別です。

漢灘江駅
 
京畿道(漣川郡) ,
漢灘江駅は1975年6月28日簡易駅として営業を開始しました。2011年7月韓国中部集中豪雨による線路流失で営業が一時中断されましたが、2012年3月21日哨城鉄橋完工で通勤列車運行再開と同時に片道基準1日6本が減車されました。2012年7月には通勤列車運行本数が以前の本数まで増やされて現在まで運営されています。漢灘江駅は京元線、哨城里駅と全谷駅の間に位置した無人簡易駅ですぐに近隣に漢灘江遊園地と旧石器遺跡があり、漢灘江鉄橋入口には韓国戦争(朝鮮戦争)国連軍参戦碑と38度線境界が位置しています。

ペクサシル渓谷(백사실계곡)
 
ソウル(鍾路区)
この渓谷はソウルでは目図化らしい文化史跡(白石洞天/史跡第462号)と自然環境が調和した優秀な自然地域として山椒魚やカエルなど多様な生物が生息しています。特に1級数指標種である山椒魚はソウル特別市自然環境保全条例によりソウル市保護野生動物としてこの渓谷に集団で生息しており、その保存価値が高い地域です。知る人だけ知っているというソウルの清浄渓谷で山椒魚が住んでいるということで話題になりました。白沙(ペクサ)李恒福(イ・ハンボク)の別荘があることで付けられた名前だとされています。深い林に沿って続く小道を進む足並みをさえぎるかのような趣のあるこの場所は、本当にここがソウル市内なのか疑ってしまうくらい自然の美しい場所です。カフェ「サンモトンイ」と軍の部隊を過ぎると渓谷の入口が見えます。

芳台山自然休養林
 
江原道(麟蹄郡) ,
芳台山自然休養林(パンテサン・チャヨンヒュヤンニム)内にある渓谷の澄んだ水と茂った森が有名な場所です。うさぎやキジ、ノロ、リスなどのさまざまな野生動物が棲息しているだけでなく、いろいろな種類の木々でいっぱいです。春は生き生きした森の姿が、秋は色とりどりの紅葉が見られます。宿泊施設として休養林の中にある山林文化休養館や野営場、民宿があります。山林文化休養館は大きさによって40000~85000ウォン。特に野営場が人気で、渓谷のすぐ横にあるため、渓谷の美しさを観賞しながら眠ることができます。 

松韶古宅(송소고택)
 
慶尚北道(青松郡 ) ,
松韶古宅は、朝鮮・英祖(1694~1776 在位 1724~1776)の時代、沈琥澤(シム・ホテク)が建てた韓屋で、国指定の重要民俗資料第250号に指定されています。 松韶古宅はうっそうとした森に囲まれており、7つの棟に99の部屋があります。正門から入ると紅葉や松の木、花壇が中央にあり、大小のサランチェ(お客さんを迎える部屋)に分かれています。その後ろに典型的な「ㅁ」の形をした母屋があります。このように松韶古宅は、独立した空間が広いうえに区分されており、朝鮮時代の上流住宅の特徴をよく現しているといえます。 左側には離れが別にあり、古宅で一泊しようとする旅行客のためにきれいに補修されています。 ここでは伝統韓屋のひっそりとした雰囲気が味わえるだけでなく、チェギチャギ(羽蹴り)や投壷(トゥホ) などの5種類の民俗遊びも楽しめます。

青松民俗博物館
 
慶尚北道(青松郡 ) ,
慶尚北道青松郡周王山国立公園入口に位置する青松民俗博物館(チョンソンミンソクパンムルグァン)は、1999年に青松地域の文化や歴史、伝統を広く知らせる目的でオープンしました。博物館は地下1階、地上2階建て規模で、内部展示室と野外展示室、資料室、収蔵庫などから成っています。内部展示室では、様々な農家に関する民俗資料や、青松の歳時風俗の様子を見ることができます。また、青松白磁をはじめとする青松の庶民たちの日用品なども展示されており、青松の祖先たちの暮らしぶりをうかがい知ることができます。 野外展示室には、酒幕や水車、畑の番小屋、造山(災いや争いを避け、福が出て行くのを防ぐ山)、立石(石を積み上げる信仰のひとつ)など伝統的な村の姿が再現されており、昔の農業生活も体験することができます。 博物館の周辺には、達基瀑布や清雲河川、松生里学生キャンプ場などがあります。