衣岩湖
 
江原道(春川市)
1967年11月に北漢江と昭陽江の合流地点をせき止めてつくられたダムで、昭陽湖と破虜湖から流れ込む水を均一に漢江に送り出すためにつくられました。よって、昭陽湖と破虜湖の配水により水位変動が激しいのが特徴です。また、衣岩湖は他のダムとは異なり平地形をなしており、水草も豊富なため、フナ釣りなどに最適です。初春から晩秋まではフナが釣れ、冬はワカサギの氷釣りなどが楽しめます。また、湖の中にはプンオ島と中島の2つの大きな島があり、春川市とも隣接しており交通の便が良く、周辺の自然景観も優れています。

南漢山城道立公園[ユネスコ世界文化遺産]
 
京畿道(広州郡)
南漢山城は登山とドライブコースで有名なソウル近郊の名所です。ここは季節ごとの景観が美しいことで有名です。春にはアカシアの木が茂り、夏には鬱蒼とした木々が山全体を覆います。特に秋には真っ赤な紅葉で山歩きを楽しむ人が多く訪れます。南漢山に位置する南漢山城は2000年前の高句麗時代に造られた土城です。漢陽を守るように北側は開城、南側は水原、西側は江華、東側は広州に4大要塞があり南漢山城は広州に位置していたといわれています。ソウルから東南側に24キロ、城南市から北東に6キロの場所に位置する南漢山にあり、全長11.76キロ(本城9.05キロ、外城2.71キロ)、高さは7.3メートルあります。元々、2,000年余り前高句麗の東明王の息子・温祚の城であったという記録が残っていますが、唐・新羅戦争の真っ只中だった文武王新羅13年(673)に漢山州に築かれた主将城という説もあります。その遺跡を活用して後世でも幾度か修繕されていましたが、朝鮮時代初め光海君の時代(1621)本格的に築造されたと言われています。石垣で築かれた南漢山城の周囲は約12キロもあります。城の中には守御庁を置いて官衙課倉庫、行宮を建設しました。山城が築造され初めて施行された機動訓練に参加した人員だけでも12,700人と言われていますが、現在城内に建物はほとんど残っていません。今も残る建造物には東、南門と西将台、顕節祠、演武館、長慶寺、池水堂、迎月亭、枕戈亭、高台などがあります。そのうちの4大門と守御将台、西門中間の一部城郭は円形の形がきれいな状態で保存され南漢山城は史跡第57号と道立公園として指定されています。*南漢山城道立公園の主要文化財*1)南漢山城(城郭)-国家史跡第57号、南漢山城行宮-国家史跡第480号2)守御将台-京畿道有形文化財第13)崇烈殿-京畿道有形文化財第2号4)清涼堂-道有形文化財第3号5)顕節祠-京畿道有形文化財第4号6)長慶寺-京畿道文化財資料第15号7)枕戈亭-京畿道有形文化財第5号8)演武館-京畿道有形文化財第6号9)池水堂-京畿道有形文化財第14号10)望月寺-京畿道記念物第111号11)開元寺-京畿道記念物第119号

Dream Forest
 
ソウル(江北区)
「北ソウル夢の森」は昔から「オドン近隣公園」と呼ばれていた所で、ソウル江北区樊洞に位置しています。昔のドリームランド(90万平方メートル)の敷地に、2009年10月から新しく改装した北ソウル夢の森は、ワールドカップ競技場(276万平方メートル)、オリンピック公園(145万平方メートル)、ソウルの森(120万平方メートル)に次いで4番目に大きな公園であり、江北地域に初めて作られた大型緑地公園です。主な公園施設は月影池、芝生広場、ウォルガン瀑布、エウォルジョン(亭)、七瀑池(七つの人工滝の下流)、イベント庭園、子供専用美術館、野生草花園、鹿の牧場、探訪路、森の休憩所、水の遊び場などで構成されています。特に伝統の建物である(昌寧尉宮斎舎、登録文化財第40号)を円形に復元し、周辺は池と共に亭子、滝など生態的な造形空間を造成し、伝統的な景観の趣を加えています。雪ぞり場として使われていた傾斜地は独特な外観の展望台、公演展示場、ブックカフェ、ギャラリーを備えた北ソウルアートセンターとレストラン、ジャンピング噴水、子供の遊び場などを備えた最先端文化空間として造成されました。ドラマ「アイリス」の撮影地でもある夢の森展望台では北側に北漢山、道峰山、水落山の絶景を観賞することができます。また、南側の南山タワーと漢江も見渡せます。アパートと道路に囲まれている公園の境界付近は、近隣地域の住民のために文化展示、休憩空間、森の中の体力鍛錬場、バドミントンコート、散歩道などを造成しました。

済州世界自然遺産センター
 
済州道(済州市 )
済州世界自然遺産センターは、韓国で唯一のユネスコ世界文化遺産の価値を広く伝えることを目的に作られた博物館です。4D立体映像館、溶岩洞窟体験、済州島の誕生過程、体験など、教科書にも載っている世界自然遺産「済州」を実際に体験してみることができます。済州世界自然遺産センターは、2007年ユネスコ世界自然遺産に登録、2009年環境部選定の生態観光20選、2010年韓国型生態観光10モデルに選ばれた代表的な生体観光地ユネスコ世界自然遺産「拒文オルム」に位置しています。

夢の森アートセンター
 
ソウル(江北区) ,
夢の森アートセンターは世宗文化会館が運営しています。公園の中にある夢の森アートセンターには、公演会場2ヶ所(パフォーマンスホール、コンサートホール)、サンサントクトク美術館、ドリームギャラリーの他に、中華料理屋、カフェ、展望台もあります。

ベアーズタウンリゾートスキー場
 
京畿道(抱川市 )
ベアーズタウンスキーリゾートは、メインスロープとニュースロープのあるスキー場。ソウルから1時間以内で行けるこのリゾートは都市近郊型スキー場で、冬は完璧な照明施設の下で夜間スキーを楽しむことが出来ます。また、初心者の為の広場型スロープのリトルベアー(傾斜8度、長さ600×横65m)があり、スキー初心者でも安心して滑ることが出来ます。他にもスノーボードの為にスロープを開放し、親子一緒に楽しむ400mの長さのそり乗り場もあります。

許浚博物館
 
ソウル(江西区)
2005年3月、韓国初の韓医学専門博物館「許浚博物館(ホジュン・パンムルグァン)」がソウル市江西区にオープンしました。メインフロアの3階には許浚記念室や薬草・韓薬剤展示室、医薬器具展示室、体験コーナー、内医院・韓医院の生活を復元した模型室などがあります。また、体験学習の場として薬袋作り、体質チェック、血圧・体脂肪測定などのスペースも作られています。博物館の1階には管理事務所や付帯施設があり、2階にはミュージアムショップや視聴覚室、休憩所があります。●許浚(1539年~1615年)本貫は陽川、字は清源、号は亀岩。訓錬院正(朝鮮時代、訓錬院に所属していた官職)であった許琨(ホゴン)の孫で、龍川府使(朝鮮時代の龍川府長官)であった許崙(ホロン)の息子として、京畿道陽川県パヌン里ヌンゴク洞ペクソク村(現在のソウル市江西区登村2洞)で生まれました。朝鮮時代中期に名医として知られ、韓医学を集大成した『東医宝鑑』を著し、韓医学の体系を整理しました。

薯童公園と宮南池
 
忠清南道(扶余郡 ) ,
忠清南道扶余郡扶余邑東南里にある宮南池(クンナムジ)は、百済の武王が作った王宮の南側にある別宮に属している、韓国で最初に造られた人工池です。池の東側には百済時代の建造物の輪郭を知ることができる礎石が残っており、百済時代当時の瓦が多数出土しています。その近くには、大理石が積み上げられた八角形の井戸がありますが、百済時代から現在まで、未だに飲料水として利用されています。宮南池は百済の庭園様式を研究するにあたって、とても重要な資料となっています。日本の歴史書「日本書紀」には、宮南池の造形技術が日本の造形に影響を及ぼしていると記述されています。

コムソ塩田
 
全羅北道(扶安郡 ) ,
コムソ塩田(コムソヨムジョン)は、韓国でも数少ない天日塩田です。ここは海と隣接しており、他の塩田とは異なり湾の内側に塩田が広がっています。朝鮮時代には、茁浦湾からコムソ湾までの地域で火塩(海水を沸かして作った塩)を作っていたとされており、コンモ浦から米と一緒に漢陽の鷺梁津に送られていました。また、他の塩田で作られる塩と異なり、ここの塩田で作られる塩は約10倍のミネラルが含まれており、またコムソ塩田一帯を含め彩石江から高敞まで続く沿岸には世界的にも有名な干潟が発達しています。運がよければ塩田での作業の様子を実際に見てみることができ、夏場は主に夕方に作業をすると言われています。