西帰浦70里遊覧船
 
済州道(西帰浦市)
モニターを通して海上と海底を同時に見られるロマンティッククルーズ号で西帰浦(ソグィポ)の美しい風景を楽しむことができる遊覧船(ユラムソン)。周辺の島々や正房瀑布、ウェドルゲなどを見て回ることができます。運行は日の出から日の入りまでおこなっており、家族連れやカップル、またグループ旅行など様々なスタイルに合わせて楽しむことができます。

閑麗水道眺望ケーブルカー
 
慶尚南道(統営市 ) ,
韓国100大名山のうちのひとつである弥勒山に設置されている「閑麗水道眺望ケーブルカー(ハンリョスドチョンマンケイブルカー)」は、国内初の自動循環式bi-cable形式を導入した、国内最長(1,975m)の観光用ケーブルカーです。 平均速度は4m/秒で、上部乗り場まで約9分で到着します。乗客用ゴンドラ47機、貨物用ゴンドラ1機の計48台のゴンドラが循環運行しています。弥勒山の頂上に上がると、閑山大捷の歴史的現場や閑麗海上国立公園、日本の対馬、智異山の天王峰、麗水の突山島まで眺めることができます。  

コムソ塩田
 
全羅北道(扶安郡 ) ,
コムソ塩田(コムソヨムジョン)は、韓国でも数少ない天日塩田です。ここは海と隣接しており、他の塩田とは異なり湾の内側に塩田が広がっています。朝鮮時代には、茁浦湾からコムソ湾までの地域で火塩(海水を沸かして作った塩)を作っていたとされており、コンモ浦から米と一緒に漢陽の鷺梁津に送られていました。また、他の塩田で作られる塩と異なり、ここの塩田で作られる塩は約10倍のミネラルが含まれており、またコムソ塩田一帯を含め彩石江から高敞まで続く沿岸には世界的にも有名な干潟が発達しています。運がよければ塩田での作業の様子を実際に見てみることができ、夏場は主に夕方に作業をすると言われています。

束草 雪岳日の出公園
 
江原道(束草市)
雪岳日の出公園(ソラクヘマジコンウォン)は、東海から昇る日を見ることができる名所。公園の広さは20,952㎡にもなり、海岸の松林の間から見る日の出は特に有名です。ここは昔より“内勿淄(ネムルチ)”と呼ばれてきた場所で、これは朝鮮時代(1392-1910)に、宋時烈(朝鮮時代後期の学者)が巨済島に島流しにされる途中この地で大雨に遭い、この村が水に浸かってしまったのを見て“勿淄”と呼んだということから付けられました。この公園にはジャンボリー記念塔、野外公演スペース、観光案内所などがあり、海岸には散策路があります。また東海を背にして30数点の彫刻が展示されていて見どころがいっぱいです。

鏡浦台
 
江原道(江陵市) ,
十五夜(陰暦1月15日)の月見のスポットとして有名な鏡浦台(キョンポデ)は、江陵市の中心地から北に約6km離れたところに位置しており、韓国式の家屋でもっとも多く使用される屋根の形である八作屋根の大きな東屋です。この鏡浦台は、地方有形文化財第6号に指定されており、正面6間、側面5間、柱28本からできています。内部には、栗谷(1536~1584) の書いた「天の動きはゆっくりと遅く、より遠く、月はすごく澄んで明るく光をより増している」と言う内容の鏡浦台賦があり、これは栗谷が10歳の時に書いたと言われています。また、高麗時代の15代目の王である粛宗(1095~1105)直筆の詩や曹夏望(1682~1747)の上樑文など、偉人の記文や詩板などがあります。鏡浦台の周辺には金蘭亭、鏡湖亭、放海亭、海雲亭など12もの東屋が位置しており、現在はひっそりとして自然の美術館といった様子です。美術館に展示されている絵画を鑑賞するように、穏やかな心と目で自然を、そして自然の中の鏡浦台を鑑賞することができ、3~10月には最もきれいな景色を見ることができるでしょう。

龍王山近隣公園
 
ソウル(陽川区)
「龍王山近隣公園」がある龍王山(ヨンワンサン)は、楊花橋人工瀑布の向かいにある野山で、高さ78メートルと68メートルの2つの峰で形成されています。空から見下ろすと2つの峰が親指を横から見た形に似ているとして「オムジ山(親指山/厳知山)」とも呼ばれています。 「王が誰かが自分に害を与えようとしている夢をみた。王はオムジ山麓の村に住む不思議な力を持った朴老人が死んで龍となり、王になろうとしていることを知り、矢を放ち龍を殺した」というような伝説が残っており、そのため王を象徴する「龍」と「王」を合わせ「龍王山」と呼ぶようになったといわれています。

海印寺蔵経板殿 [ユネスコ世界文化遺産]해인사 장경판전 [유네스코 세계문화유산]
 
慶尚南道(陜川郡 ) ,
通度寺や松広寺とともに韓国の3大寺院の一つである海印寺は、802年に建てられたと伝えられています。現在寺院の中には大小の多くの仏殿がありますが、ほとんどは最近になって建てられたもので、蔵経板殿のみ唯一朝鮮初期に建てられた形態そのままで残っています。蔵経板殿は13世紀に造られた文化遺産、8万枚余りの高麗大蔵経板が保管されている木造の建物です。同じ規模や形態を持つ二つの建物が南北に並んで建っており、南側の建物を「修多羅殿」、北側の建物を「法宝殿」と呼んでいます。華やかな装飾や色づけをせず、大蔵経板を保管するための最小の機能のみを備えているのが特徴です。通気性がよいため湿気に強く、室内温度の適正に保たれた技術が科学的にも優れるこの建物は、現在まで八万大蔵経板が無事に保存されてきた重要な役割を果たしてきました。蔵経板殿の正確な建立時期はわかっていませんが、1488年、朝鮮世祖の命で建てられ、その後一度も火災や戦争の被害に遭っていないものとされています。世界唯一の大蔵経板の保管用の建物として、建物自体の美しさだけでなく、隠された科学的な技術が認められ、1995年に世界文化遺産に登載されました。 

スパプラス
 
京畿道(利川市)
京畿道利川にあるスパプラスは、500年程前から温泉で有名な地域です。ここの温泉水は眼病や皮膚病に効果のある成分が含まれています。スパプラスにはテーマ別のチムジルバンや、野外で楽しめる温泉もあります。 2002年の12月にオープンしたスパプラスは、「ホテルミランダ利川」内にある温泉です。ホテルミランダ利川は、10階の本館と3階の別館からなる利川地域最大の特2級ホテルです。

薯童公園と宮南池
 
忠清南道(扶余郡 ) ,
忠清南道扶余郡扶余邑東南里にある宮南池(クンナムジ)は、百済の武王が作った王宮の南側にある別宮に属している、韓国で最初に造られた人工池です。池の東側には百済時代の建造物の輪郭を知ることができる礎石が残っており、百済時代当時の瓦が多数出土しています。その近くには、大理石が積み上げられた八角形の井戸がありますが、百済時代から現在まで、未だに飲料水として利用されています。宮南池は百済の庭園様式を研究するにあたって、とても重要な資料となっています。日本の歴史書「日本書紀」には、宮南池の造形技術が日本の造形に影響を及ぼしていると記述されています。