聖母庵
 
全羅北道(金堤市 ) ,
聖母庵は維仰山に位置する韓国仏教の曹溪宗の寺院で、伝統寺院111号として指定されています。聖母庵の由来は1562年朝鮮時代に遡り、全羅北道の金堤の有名な僧侶である震默大師(1562~1633)が、母親が亡くなった後に息子である自分と2人の姉がこの世から去った後も、全ての人たちから母親にお香や参拝をしてもらえるようにと「聖母庵」を奉りました。こうしてこの墓は風水地理に従って子孫が無くても1000年間、お参りできる場所となりました。そして今も多くの人たちが願いを成就するためにここに訪れ、お参りをしています。端麗で気品ある作りの墓と墓石には「震黙大聖師尊妣之墓」という立て札が立てられています。

大雅樹木園
 
全羅北道(完州郡) ,
大雅樹木園は白山山脈の雲長山から分かれた山の稜線沿いにあります。韓半島の南西部の内陸地の暖かい地域にあります。大雅樹木園のある地域は韓国の8大奥地のひとつとして数えられており、一般の人が行くのには大変なため人為的な破壊がない分、様々な種類の植物が自然のまま残っています。熱帯植物園、天然記念物の木々、樹木比較観察院、バラ園など各テーマ別の樹木園があり、様々な植物を見ることができます。

和順 西酉里 恐龍足跡化石産地
 
全羅南道(和順郡) ,
和順恐竜足跡化石地は1999年5月15日に和順温泉地区の調査中に発見されました。恐竜の足跡の化石は主に、海南、宝城などの海岸地域で発見されており、全羅南道の内陸で発見されたのはこれが初めてでした。和順西酉里恐竜足跡化石地には中生代白亜紀(1億年前)の肉食恐竜(獣脚類)の足跡が多くありますが、最小で5匹以上の活動痕跡が観察されただけではなく、肉食恐竜が一定間隔で歩いた痕跡が単一地域内で集中的に発見されています。また、1匹の歩行列が40mで規則的に残されていおり、これは世界最大規模です。ここでは恐竜たちの活動が一番活発だった時期は中生代白亜紀後半期(約1億年前)と推定されています。 この他にも草食恐竜の足跡の痕跡も12個発見されており、珪化木(木の化石)、植物の化石、他の種類の生痕化石が多数確認されています。これは当時の川辺の植生研究における重要な手がかりとして提供され、草食恐竜の食物連鎖の研究にも大きな役割を果たすと期待されています。また、漣痕 (水の流れが作り出した痕跡)、乾裂(高い温度によって亀裂の入った粘土質に砂が積もって形成された痕跡)など堆積構造も確認されました。ここの化石は3つの層から足跡が発見され、乾列も3層に区別されており、その形成時期がかなりの時間が経っていると推測されています。

細方落照展望台
 
全羅南道(珍島郡 ) ,
韓半島の最南端に位置した細方落照展望台は、韓国で一番美しい日沒を見られる所です。こちらの展望台に立つと、大小さまざまな形をした島々がもたらす多島海の壮大な景色と太陽が調和した落照は、非常に幻想的です。日が落ちる頃、徐々に潮が引きながら島と島の間に吸い込まれるように見える日没の風景は、辺りの青い空を赤く染めて非常に美しい景色となります。 特に細方落照に至る智山面加峙里から加鶴里までの珍島西部の海岸島は、『韓国の美しい道100選』に選ばれたこともあり、韓国最高の多島海シニックドライブコース(景観の良い道路)となっています。

議政府駅
 
京畿道(議政府市) ,
議政府駅は京元線にある駅で佳陵駅と回龍駅の間にあります。 郊外線の終着駅でもありましたが、首都圏鉄道が逍遥山まで開通になり現在は鉄道のみ停車します。  

長田美術館
 
全羅南道(珍島郡 ) ,
全羅南道珍道にある長田美術館は、書道家の長田ハ・ナムホが2003年に建てた美術館です。地上3階建ての建物で、合計5つの展示館に韓国画、西洋画、書道、彫刻など各分野の作品が展示されています。 ここに展示されている作品は、ハ・ナムホが所蔵してきた作品で、合計約350点を越える韓国の作故作家と元老作家、現代作家たちの国宝級の美術品たちと高麗青磁、李朝白磁など、様々なテーマ別に展示されており、観る者に感動を与えてくれます。 「南辰」と言う美術館の名前は、ハ・ナムホの名前の真ん中の文字「南」と夫人の名前「辰」を合わせてつけられたと言います。 美術館の横にある山には、松林があり周辺の渓谷の美しい水が、美術館と相まって美しい景観を作り上げています。 毎週月曜日は休館日。観覧時間は午前10時~午後18時。

平沙里平野
 
慶尚南道(河東郡 ) ,
谷間を流れ出る蟾津江が平野を作り、人を集め、そこに集まった人々が集落を形成し、文化を作り上げました。広々とした平野は、命を育み、米や麦などの穀物で多くの生命を繋いできました。五百里に及ぶ蟾津江の川岸のうち、最も広い平野を誇る平沙里は83万坪に及びます。