華城行宮
 
京畿道(水原市)
行宮とは王が戦争の時に待避したり、休養を取ったりするために臨時的に使っていた場所です。この華城行宮(ファソンヘングン)は韓国国内でも最大規模を誇り、歴代の王たちにも利用されました。華城行宮は正宗の旅行の際に王が留まるのはもちろん、恵慶宮・洪氏の還暦の宴など多様な行事も行われました。特に落南門は、洪氏の還暦祝いの他、科挙試験の合格者に証明書を授与する行事が行われました。

全州伝統韓紙院
 
全羅北道(全州市 ) ,
全州伝統韓紙院(チョンジュチョントンハンジウォン)では、伝統的な製造方法により純韓国産の韓紙だけを生産しています。ここで生産される韓紙の80%以上が日本へ輸出され、残りは韓国で消費されています。韓紙は、他の紙類とは異なり、祖先たちの職人精神が染み込んでいる貴重な文化遺産であり、韓紙自体がひとつの芸術品でもあります。ここでは、韓紙をすく作業から模様入れ、乾燥などの韓紙の製造過程を学ぶことができます。「全州」と聞いてまず最初に思い浮かぶ特産品のひとつに韓紙があります。全州は1000年前から品質の良い韓紙の生産地として有名な都市でした。韓紙の使用量が減った現在でも、全州には10ヶ所以上の韓紙工場があり、ここで生産される画仙紙の量は、全国の流通量の80%を占めています。全州伝統韓紙院では、書道、東洋画、工芸用の韓紙はもちろん、黄土壁紙用韓紙、堅炭韓紙などが展示・販売されています。

韓国カトリック殉敎者博物館
 
ソウル(麻浦区)
切頭山(チョルドゥサン)聖地内にあるこの博物館は1967年10月にオープンした記念館。オープン当初は「切頭山殉教記念館」でしたが、2000年11月に博物館と名称を変更しました。 韓国カトリック殉敎者博物館(ハングク・チョンジュギョ・スンギョジャ・パンムルグァン)は韓国の天主教に関する資料や遺物などを展示しており、書籍類は1258点、教会史的な遺物750点、陶磁器186点、民俗品151点、絵画155点、野外展示物45点といった約3000点といった内容になっています。 特にイタリアの宣教師Matteo Ricciが漢文で著述した天主教の教理書「天主実義」は天主教の歴史の中でも最も重要とされるもの。また野外展示場には聖母マリア像のある聖母洞窟と韓国最初の神父・殉教者である金大建(キム・テゴン)神父の銅像もあります。 博物館のある切頭山聖地は1866年にカトリック教徒を大量虐殺した事件として知られる丙寅迫害で殉教した数千の信者たちの殉教の地です。

サムスン重工業巨済造船所
 
慶尚南道(巨濟市 ) ,
サムスン重工業巨済造船所は1977年に建てられました。蓄積された豊富な経験と最先端技術を基に、超大型コンテナー船、LNG船、掘削船、超高速旅客船など、高技術、高付加価値の船舶の開発を行っています。3つのドックは年間180万トンの生産能力を持ち、現在まで360隻以上の船舶の注文を受け、様々な船舶を造っています。 サムスン重工業巨済造船所には船殻工場、旅客船工場、海洋作業場、ドッグなどがありますが、すべて見学できるのではなく、工場の状況により見学コースが変わります。見学はツアーバスに乗って様々な工場を案内係員の説明を聞きながらめぐります。

巨済大宇造船海洋玉浦造船所
 
慶尚南道(巨濟市 ) ,
1973年10月に巨済島の玉浦湾で起工し、81年に総合竣工した大宇造船海洋は、各種の船舶や海洋プラント、掘削船、浮遊式原油生産設備、潜水艦、駆逐艦などを建造する海洋専門企業です。 130万坪の広い敷地に世界最大の100万トン級のドックや900トンのゴライアスクレーンなどの最適な設備を整え、技術開発を重ねながら高技術船舶建造に卓越した能力を発揮しています。 IT技術を基盤として体系化された船舶建造技術や高難度海洋プラットホーム建造能力、大型プラントプロジェクト管理能力、戦闘潜水艦と駆逐艦を建造する高い技術力を持っており、様々な種類の海洋製品を最上の品質で造り出しています。

ビリーブ・イット・オア・ノット博物館
 
済州道(西帰浦市)
リプリーのビリーブ・イット・オア・ノット(Ripley's Believe It or Not!)は、冒険家ロバート・リプリーを中心として設立された世界最大の博物館チェーンで、アメリカ、イギリス、カナダ、メキシコ、タイなど全世界で運営されています。済州は、世界で11番目のリプリー誘致国であり、「ビリーブイットオアノット博物館 済州」は世界で32番目にオープンしました。 「ビリーブイットオアノット博物館 済州」は、12のギャラリー、屋外公園、お土産屋、コーヒーショップといった施設で構成され、探険家ロバート・リプリーが35年間・198ヶ国を旅しながら収集した不思議な品々が展示されています。1989年のドイツ統一で崩れたベルリンの壁、火星から飛んで来た隕石の欠片、ユニコーンの角を持つ男など、信じるか信じないかはあなた次第な曖昧で珍しく、ミステリアスな品を展示し、見る者に新鮮な楽しさを提供しています。すべての展示物は多くのストーリーと歴史的な背景を持っており、子どもたちがさまざまな世界の歴史を体験できる機会となるという点が博物館の自慢です。

昆池岩リゾートスキー場
 
京畿道(広州郡)
2008年12月にオープンした昆池岩(コンジアム)リゾートは、ソウル市江南から40分の所にあるという点で最大の魅力を持っています。首都圏最大の規模を誇るスキー場や476室のコンドミニアム、スパ、ゴルフ場など様々な施設を備えた総合プレミアムリゾートです。リフトの待ち時間の解決と、利用客の安全を優先し、国内初のスキー場の人数制限を実施する予定です。ピーク時を除いて約4,500名までとする予定で、リゾート会員でない場合はホームページから予約ができません。利用客が少ない場合は、現地でも入場券を買うことができますが、週末の場合は利用客が多いため早めの購入が必要です。昆池岩リゾートは、初・中級者やボーダーのために優れたスキースロープを備えています。特に、頂上まで続いている3つのリフトと約1.8Kmの初・中級者用のコースは、首都圏では最大規模となっています。

大邱オートバイ通り
 
大邱広域市(中区) ,
大邱広域市中区仁橋洞と市場北路に位置するオートバイ通りは本来は河川であり、両側が大部分住宅地でしたが河川の東側は2mほど道路、河川の西側は絶壁になっていて危険でした。1953年に河川を埋め立てることで交通が便利になり、結婚式場の前のガソリンスタンドと隣接している旧壽昌小学校の入り口、自動車商店街と近く、河川を埋めて左右が商店になって1961年に仁橋洞(インギョドン)154番地にソウルバイク商会と表して次第に大きくなり現在の店舗数は40店舗余り、約200メートル以上に渡ります。オートバイの展示場を彷彿させる大邱の異色の場として知られています。新製品や中古、国産・外国製、部品などバイクに関する全てのものをオートバイ通りで購入することができます。 

慶基殿
 
全羅北道(全州市 ) ,
慶基殿(キョンギジョン)は、朝鮮王朝の始祖、李成桂(太祖)にまつわる遺跡地です。豊南門から東に150m程行くと、青々とした森の中に慶基殿が出てきます。史跡第399号に指定されている境内の中には、宝物第931号に指定されている李成桂の御真(肖像画)があり、有形文化財第16号に指定されている肇慶廟もあります。慶基殿は、李成桂の肖像画を安置するために太宗10年(1410)に建てられました。ここに安置されている李成桂の肖像画は、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)や丙子胡乱の際には戦火を逃れるために別の所に移されていましたが、1614年に慶基殿が再建されると再び慶基殿に安置されました。慶基殿の北側には、全州李氏の始祖である李翰夫婦の位牌を安置した肇慶廟があります。肇慶廟は、英祖47年(1771)に建てられました。また、慶基殿の周辺には、豊南門や全州客舎、全州郷校、寒碧堂、梧木台と梨木台、南固山城などがあります。