甲寺(カプサ)は公州市から19km離れた国立公園鶏竜山に位置しており、百済時代(234‐678)、420年に阿道和尚によって建てられ、現在は文化財を多く保有しているところ。
甲寺に入ってまず目に入る建物は、鶏竜甲寺と青い字で書かれた表札が掛かった甲寺の講堂。普通寺には講堂は作りませんが、甲寺には講堂があるのが特徴です。講堂の左側には表忠院と八相殿がありますが、この表忠院は豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、代表的な僧軍将だった西山大師、四冥大師、実際に僧軍を率いた霊圭大師の掛け軸画を集めたところで、それを記念して建てられた宮殿です。
甲寺は、紅葉の美しい所としても有名で、楓や銀杏、そして多くの活葉樹などが赤く色を染め、秋には紅葉狩りを楽しむ行楽客で賑わいます。