全羅北道(益山市 )

益山双陵(イクサンサンヌン)は全羅北道益山市に位置する墓で、史跡第87号に指定されています。2基の墓が南北に約150mの間を空けて位置しており、双陵と呼ばれています。規模が大きく、北側にある陵は「末通大王陵」または「大王墓」と呼ばれており、少し小さめの陵は「小王墓」と呼ばれています。ここに葬られているのは百済の王であった武王とその妃である善花姫であると推測されています。 <双陵の規模> 発掘当時は高さ3.1mでしたが、現在は補修され、大王墓は高さ5m・直径30m、小王墓は高さ3.5m・直径24mとなっています。


全羅北道(益山市 )

1989年から20年間、王宮里遺跡(ワングンニユジョク)の発掘調査を行った結果、百済の武王の代に王宮として建築され、使用されていましたが、後に王宮の重要建築は取り壊され、その場所に寺院が建てられたことが確認されました。王宮里遺跡では韓国の古代の王宮としては初めて王宮の外郭の塀が見つかりました。また王が政事を行っていた正殿などの14の建物の跡や、百済最高の庭園の遺跡、陶磁器を作っていた工房の跡、大型便所の遺跡などが発掘され、王宮の築造過程や王宮での生活を把握するためのよい資料となっています。


江原道(襄陽郡)

江原道襄陽郡巽陽面銅湖里に位置する襄陽国際空港(ヤンヤングッチェゴンハン)は、嶺東地域にひとつしかない国際空港です。韓国の有名な休養地である嶺東エリアの拠点空港であり、江原道観光の空の玄関口としてその役割を果たしています。霧がほとんど発生しないため欠航率が30%である「束草空港」と、着陸施設が貧弱な「江陵空港」の代替空港的な性格を持っています。1997年に韓半島(朝鮮半島)エネルギー開発機構(KEDO)が締結した南北通行議定書により、北韓(北朝鮮)の咸鏡南道にある宣徳空港と襄陽国際空港とをつなぐ南北韓直航路開設も推進されています。参考ページ:襄陽国際空港


慶尚南道(昌原市 )

鎮海の桜の名所として知られている余佐川は、MBCドラマ『ロマンス』で鎮海軍港祭を見物しにやって来た2人の主人公が初めて出会った橋がある場所で、ドラマが放送されるや別名「ロマンス橋」と呼ばれるようになり観光名所として人気が急上昇しました。4月になると街全体が桜色に染まる鎮海でも特に最高の桜の名所として知られている桜のトンネルが見られる場所で、鎮海を訪れる観光客の桜の見物コースとしても有名です。


忠清南道(牙山市 )

牙山温泉(アサンオンチョン)は1987年に発見され、1991年に観光地として指定・開発されました。アルカリ性重炭酸ナトリウム温泉で、ゲルマニウムをはじめとする約20種の体に良いミネラルが多く含まれており、がん予防・治療、血液循環および調節作用といった効果が期待できます。その他、成人病、糖尿病、皮膚美容、関節炎、高血圧、胃腸の病気、神経痛、細胞再生、尿酸排泄促進作用といった効果があることで知られています。周りは野山で多くの木々に囲まれ、深い山谷にいるのかと錯覚するほどに空気が澄んでおり、森の中を歩きながら森林浴を楽しむこともできます。    


忠清南道(扶余郡 )

加林城は百済東城王が泗沘城を守護するために錦江下流付近に築城したと言われています。加林城の駐車場から南門まで200m程度と近いので老若男女だれでも山城の美しい景色を見ることができます。岩の絶壁の横にある階段を登ると石垣の上に生えている巨大な1本の木が見えます。樹齢400年を超えるケヤキの木で「聖興山愛の木」と呼ばれています。この木を背景に「薯童謡」などのドラマが撮影されました。四方が開けていて周辺の風景がパノラマのように見渡すことができます。日の出のイベントが行われる場所でもあります。


済州道(済州市 ) , 済州東部

踊るトッケビ、歌うトッケビなど造形物と音響、照明、映像を活用した3次元パフォーマンスなど躍動感のある見所とイベントを行っているテーマパークです。 1998年の企画からデザイン、マーケティングまで7年間におよび専門デザイナーが実際に手で作った2,300個のトッケビの表情を見ると奇抜な想像力で自分だけのトッケビを作ることができる多様なプログラムが準備されています。 夏の夜間公開の時期に見ることのできるパフォーマンスの主人公である建築物と造形物が自然をテーマにした映像や照明、音楽で違う姿に変身します。また多様なパフォーマンスや公演が調和しながら幻想的なお祭りの雰囲気を演出します。トッケビ公園だけで感じることのできる異色体験と美しい星の国の旅は家族や恋人たちと楽しむのにぴったりな場所です。


光州広域市(東区)


全羅南道(康津郡 )

高麗青磁博物館は、康津高麗青磁窯址(国家史跡第68号)や高麗青磁を文化遺産として体系的に保存・継承するため、1997年に開館されました。さまざまな展示や教育プログラムを展開し、高麗青磁研究のメッカとしての役割を担っています。また、2015年には高麗青磁の色、形態、模様をモチーフにデザインされた展示スペースと現代デジタル技術の融合を試みた「高麗青磁デジタル博物館」が開館し、高麗青磁がより身近に感じられるよう工夫されています。