慶尚南道(陜川郡 )

慶尚南道陜川郡伽倻面緇仁里の海印寺境内にある4棟の蔵経板庫に保管されている大蔵経板は国宝第32号に指定されています。8万以上の木板に八万四千の煩悩にあたる法文が刻まれており、八万大蔵経ともいわれています。民衆の心を集め、仏様の力でモンゴル軍を退けようという願いから、1237年(高宗24年)から16年間かけ作られました。また、世界で最古の大蔵経板として、八万大蔵経が保存されている海印寺蔵経板殿は2007年6月にユネスコ世界文化遺産に指定されており、その価値が認められています。


忠清南道(泰安郡 )

安眠島自然休養林(アンミョンド・チャヨンヒュヤンニム)は、韓国で6番目に大きい島である安眠島の中央にある休養林。この島は朝鮮時代(1392-1911)に船を運搬するために作られた運河に作られた人工島で、1960年、陸橋によって陸続きになりました。海が近くにあり、「安眠松」と言う名の天然松が韓国国内で唯一自生しているところ。周辺には天然記念物に指定されている菩提樹の群落や安眠八景であるおばあさん・おじいさん岩があります。夏には近くのコッチ海水浴場など大小の海水浴場があるので、海水浴を楽しむこともできます。自然休養林内には、ログハウス、キャンプ場、展望台、山林展示館、子どもの遊び場などの施設がある他、ログハウスから3.5km奥の方には松林の散策路があり森林浴も楽しむことができます。安眠島で見逃せないのは西海岸の日没の風景です。特にコッチ海水浴場から眺める日没の風景は最高で、青い海と休養林、日没の風景が調和してとてもきれいです。


江原道(三陟市) , 三陟

江原道三陟市の竹西楼(チュクソル)は朝鮮時代前期につくられました。名前の由来については二つの説があります。ひとつはかつて楼閣の東側の竹林に竹蔵寺という寺があったためというものであり、もうひとつは有名な妓生であった竹竹仙女がいた家が楼閣の東側にあったためというものです。朝鮮時代には接待と饗宴の場として使われましたが、その建物は雄壮であり優美な自然景観が周囲を取り巻いていたので数多くの詩人と画家がここを訪ねました。断崖絶壁の上に建てられている竹西楼に登ると目の前を流れる五十川を見下ろすことができますが、このすばらしい展望を手に入れるために岩盤を基礎にした17本の柱で楼閣全体が支えられている点は注目されています。17本のうち9本は岩盤の上に8本は石楚の上に立てられていますが、柱の長さがそれぞれ違っており特徴といえましょう。入り口には樹齢350年の槐の木が横たわり、中に入ると木蓮や竹林が広がり夏に草木が香ります。


慶尚北道(栄州市 )

韓半島の背骨といえる太白山から西南にかかる山脈が慶尙道、江原道、忠清道3地域の境界を作りながら西南に100里程度伸びているのが小白山です。 小白山(ソベクサン)は1987年に国立公園(クンニプコンウォン) 18号に指定されており、全体の面積は320.50平方キロメートル。 小白山の代表的な峰である毘盧峰頂上には野生花とツツジが多く第1蓮花峰から毘盧峰の間の北西斜面(海拔 1,200∼1,350メートル)には韓国最大規模の朱木群落が分布しています。 小白山の東側は比較的傾斜が急で、落東江上流の水流が竹溪川に流れ込んでいて主に登山路として利用されています。 毘盧峰から竹溪川に沿って下れば石崙鑛山があり、 石崙鑛山を過ぎて草庵寺があります。ここから更に下ると石川滝と聖穴寺 等がでてきます。この谷には澄んだ水の中にだけ住むという山川魚がいます。 毘盧峰から南西側およそ4キロ程は平坦な道で少し下ると 蓮花峰に着きます。第1蓮花峰から国立天文台)を過ぎて第2蓮花峰に到着します。 この山の南側約 4キロの距離に竹嶺という高い峠があります。小白山第2蓮花峰東側には新羅時代のお寺である喜方寺と毘盧寺があり喜方寺入口には慶尙南道第一といわれる 喜方滝(28メートル)があります。 小白山 国立公園は稜線と溪谷を中心として周辺の景色が美しいばかりでなく公園の中に多樣な動植物が 捿息している所として知られています。


慶尚南道(統営市 )

弥勒島のある統営は朝鮮時代、壬辰倭乱当時、全羅・慶尚・忠清の3つの地域を総括した水軍統制使が滞在した統制営があった場所を意味します。統営には弥勒島だけではなく、多様な観光資源があります。その中でも観光特区に指定された弥勒島は閑麗海上国立公園に属する島で南海海洋観光の中心地といえるでしょう。観光ホテルや飲食店などをはじめ、各種娯楽施設もある道南観光地が中心です。弥勒島観光特区はヨット、遊覧船、ウィンドウサーフィン、カヤック、水上スキーなど多様な海上スポーツを楽しむことができる海洋観光都市です。統営の海に浮かぶ閑山島や毎勿島などをつなぐ遊覧船は人気で誰でも楽しむことができます。弥勒島観光特区のさらなる名所は弥勒島の中央にある弥勒山です。2008年に竣工された閑麗水道眺望ケーブルカーに乗って頂上に上ると多島海の絶景を見渡すことができます。弥勒山は海抜461mで高い山ではありませんが、緑豊かな林と澄んでいる渓谷がある名山で春にはツツジ、秋には紅葉が美しい場所です。登山路も整備されているので2時間程度の登山も可能です。龍華寺を観光し、観音寺と弥勒済を通って頂上まで上り、弥来寺を通ってまた龍華寺の広場に戻るコースが代表的です。山の頂上から見渡す眺望は圧巻で、晴れた日には対馬が見えます。 * 弥勒島観光特区の現状 1) 範囲:慶尚南道統営市山陽邑一部(弥勒島地域、鳥飛島)、美修洞、鳳平洞、道南洞一体 2) 面積:32,900,000平方メートル 3) 観光特区指定日:1997年1月18日 * 弥勒島観光特区施設の現状 閑麗水道眺望ケーブルカー、遊覧船、国際音楽団、海底トンネル


忠清北道(忠州市 )

ソリゲレンデのあるサジョリゾートは韓半島の中心に位置し、ソウルはもちろん、全国どこからでもラクに行けるリゾートです。スキーと温泉が一緒にあるのは、韓国ではここだけです。国内最上の水質を誇る水安堡(スアンポ)温泉, そして月岳山(ウォルアクサン)国立公園と丹陽八景、そして聞慶セジェ等の観光地が周囲にあります。このリゾートのソリゲレンデは長さ165mのスロープ1面と長さ120mのスロープ1面があり、スキー場のスロープと同じ雪質で、スピード感が味わえます。


釜山広域市(南区)

国際的文化都市、釜山を代表する文化芸術の殿堂である釜山文化会館は音楽、舞踊、演劇などの公演芸術はもちろん、映画、展示、国際会議施設と交響楽団、国楽管弦楽団、少年少女合唱団など7つの芸術団体を管理、運営している文化芸術空間です。 1988年に開館して以来1万4千坪以上の敷地に大劇場(1,423席)、中劇場(886席)、小劇場(249席)の公演施設と大・中展示室、国際会議室および駐車場と迎賓館などの付属の施設も完工しました。そして開館してから22年が過ぎた2010年4月、文化会館を訪れる文化芸術愛好家たちに少しでも快適に利用してもらうため大劇場の補修工事を始め10月に工事を終了、再び開館しました。建築様式は韓国の伝統家屋の特性を生かし、大劇場を中心に、中・小劇場をサランチェの位置に配置し、特別な石垣も門もなくして伝統草家の囲いのように外部から入りやすくし、建物の構造面でも伝統美が生かされています。 釜山文化会館は公演・展示など年間1,000回を超える文化芸術イベントを通して文化形成と芸術振興のため努力しています。


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蔚山市北区に位置する蔚山空港(ウルサンゴンハン)は、1970年11月に蔚山飛行場として開港し、大韓航空の蔚山⇔ソウル定期路線が開設されました。1973年に休航し、1974年に飛行場は閉港となりましたが、1984年に大韓航空により再び蔚山⇔ソウル定期路線が開設されました。1992年3月にアシアナ航空が蔚山⇔ソウル路線を開設し、1993年2月に大韓航空が蔚山⇔済州路線を開設、1993年5月にはアシアナ航空の蔚山⇔済州線が就航しました。1997年12月にターミナルビルを増築、年間6万本の航空機運航が可能であり、旅客処理規模は年間240万人、駐車場は約500台収容できます。  


ソウル(鍾路区)

ファッション関係の店が軒を連ねる東大門、いまではアジア最大級のファッションショッピングエリアと言っても過言ではないのがここ東大門周辺エリアです。今日の東大門の姿になった背景には東大門の生地市場や平和市場、そして周囲にある市場で働く人々がいたからにほかなりません。 およそ30年前、そんな東大門で働く人々の空腹を満たし心のよりどころとなったのが現在の東大門タッカンマリ通りでした。 ソウル地下鉄1・4号線東大門駅9番出口から外に出て鍾路の大通りをそのまま直進、IBK企業銀行の建物の角を左に曲がると一方通行の比較的大きな道があります。この道には今も東大門総合市場や近くの市場へ品物を運ぶバイク便のバイクが所狭しと止まっています。その道の中ほど、右手にトクソン閣という中華料理店がありますが、その中華料理屋のある建物の角を右に曲がり路地を入ると、軒を連ねたタッカンマリのお店が見えます。 この路地にあるタッカンマリの店は創業5年から、古いところでは創業30年を超える店もあります。 しかし現在のタッカンマリのお店が立ち並び始めた30年前よりもっと遡ると、この場所にはその昔、個人経営の鶏肉入りのカルククス・タッカルククスの小さなお店がある程度でした。その当時タッカルククスのお店を開いていたとあるおばあさんのお店を28年前に譲り受け、現在に至るまでタッカンマリの店を切り盛りしてきた食堂の主人の話によると、おばあさんが一人で、いまのタッカンマリのような料理ではなく、鶏肉を入れたカルククスの店をやっていたといいます。当時は瓦葺屋根の韓屋のお店の板の間や個室でお客さんがカルククスをすすっていたといいます。現在では譲り受けた店主が韓屋の中庭だったところに食堂を増築しテーブルを置いてお客さんを迎えています。 現在この通りで最も古いお店は「陳玉華タッカンマリ」というお店です。しかし出火により当時の建物はなく、現在の建物は2009年2月に建て直したものです。この一番古いお店も最初は現在のタッカンマリのような料理ではなくタッカルククスのお店でした。そう考えると東大門タッカンマリ通りの料理のルーツははタッカルククスだったと言えます。今もこの通りの食堂の看板や入口玄関、窓ガラスには「タッカルククス」と書かれた文字を見かけます。また「タッカンマリ」と一緒にメニューに書かれているカルククスサリ(カルククスの麺)が残っているのもその名残です。 このように見てみると、昔は鶏肉入りのカルククスだったのものが、今では鶏肉がメインになり最後の〆でカルククスの麺を入れて食べるタッカンマリが看板メニューになり、時代の流れでカルククスがメイン料理の座を鶏肉に譲ったような形になったとも言えます。 タッカンマリの料理は店ごとにあまり差がないように見受けられがちですが、鶏肉に付けて食べる特製たれの味や鍋のスープ、追加で鍋に入れられる食材が各店異なっています。そのためこの通りに軒を連ねるタッカンマリの店では特製のつけだれやスープの作り方や材料については一部明かしているものの、肝心な部分は秘中の秘となっています。ちなみにつけだれに使われる唐辛子粉は質のよいものを使わなければならないと言われています。ただ辛いだけの唐辛子でなく、辛さがありながらも豊かな味わいとコクがなくてはならないそうです。またスープに入る食材もハギキリ、高麗人参など店により異なります。 大きな鍋にスープをなみなみ入れて、その中で鶏肉を丸ごと1匹煮込むタッカンマリ。鶏肉はお客さんに出される前にすでにある程度調理されて出てきますが、テーブルの上に置かれたガスコンロでも十分煮込んで食べるのがおすすめです。というのも鶏肉と一緒に鍋に入っているジャガイモや餅、高麗人参、ナツメ、しいたけなどの食材の味を十分に引き出し、さまざまな味が染み出てブレンドされたスープになって初めて美味しいタッカンマリになるからです。タッカンマリという料理は、十分に煮込んで鶏肉や鍋の具を食べた後、〆に残った鍋のスープにカルククスの麺を入れて食べて、一連の食事が終わります。 いまでもこの通りの常連の半分以上が東大門界隈の市場で働く人たちといいます。この通りの評判は日本にまで広がり、日本人旅行客も数多くこの通りを訪れます。 また、美味しい料理が食べられる昔ながらの横丁が好きな若いカップルがインターネットで情報を基に苦労してわざわざこの通りまでやってくるといいます。 若い世代の人々の口にも30年前の「タッカンマリ」の味わいが復活しています。


仁川(中区) , 仁川市街地

仁川観光の必訪スポット:月尾海列車(ウォルミ・シートレイン) もし韓国の仁川を旅行するなら、月尾海列車(ウォルミ・シートレイン)は見逃せない観光スポットです。この都市観光モノレールは、韓国観光公社により「韓国人が必ず訪れるべき観光100選」に選ばれた場所です。 月尾海列車は、仁川の月尾島を一周する全長6.1kmの韓国最長の都市観光モノレールです。平均時速9kmで運行し、一周するのに約42分かかります。列車は地上7〜18メートルの高さを走行し、乗客は月尾島の美しい風景、仁川内港、黄海、遠くに見える仁川大橋までを楽しむことができます。特に夕暮れ時には、黄海に沈む美しい夕日を眺めることができ、ロマンチックな雰囲気を味わうことができます。 月尾海列車は仁川駅近くの月尾海駅から乗車します。列車は2両編成で、乗車定員は46人です。ゆったりとした速度で運行するため、快適に景色を楽しむことができます。 月尾海列車だけでなく、月尾テーマパークも一年中楽しめる場所として人気があります。1992年に開業し、多くの人々に愛されてきた「マイランド」は、2009年に「月尾テーマパーク」として再開されました。ディスコパンパン、バイキング、大観覧車など、スリル満点のアトラクションが揃っており、仁川の名物として知られています。<1泊2日>や<SBSランニングマン>など、様々なテレビ番組でも紹介されました。夜にはライトアップされ、月尾島ならではのロマンチックな夜景も楽しめます。 月尾海列車の基本情報 住所:仁川広域市中区済物梁路269 連絡先:+82-32-450-7600 運営時間: 平日:午前10時 - 午後6時 週末:午前10時 - 午後9時 利用料金: 大人:8,000ウォン 青少年(13歳〜18歳):6,000ウォン 高齢者(65歳以上):6,000ウォン 子供(3歳以上):5,000ウォン 障害者/国家有功者など:4,000ウォン 月尾海列車は、仁川の自然美と都市景観を一度に楽しめる魅力的な観光スポットです。仁川旅行を計画中の方は、ぜひこのモノレールに乗って特別な時間を過ごしてみてください。