忠清南道()

「永平寺(ヨンピョンサ)」は、大韓仏教曹渓宗第6教区・麻谷寺の末寺です。朝鮮中期に創建されたと伝えられていますが、正確な時期は不明です。1987年に幻惺和尚が仏事を始め、1990年大雄宝殿、1996年三星閣、1998年說禪堂、1999年寂黙堂、2001年一柱門などを建立しました。阿弥陀大仏、釈迦牟尼仏、薬師如来仏、阿弥陀如来仏、観世音菩薩像、地蔵菩薩像などの仏像と後仏幀画、神衆幀画、七星幀画、独聖幀画、山神幀画などの仏画が奉安されています。布教院開設し、仏教教養大学を運営している他、信徒相談のための幸せ修練院、テンプルステイなども運営しています。


全羅北道(長水郡 )

全羅北道 長水は、韓国の内陸地域に属した開発の手が行き届いていない深い山奥に位置する地域です。山岳地域に属していることから、長水一帯の平均海抜高度は約500mと高原盆地をなしています。鎮安の鎮安高原と南原の雲峯/阿英の高原地帯と合わせて全羅北道内陸の高原地帯を形成する代表的な地域で、韓国4大河川の錦江と蟾津江の始点にもなっています。山が多いことから山岳資源を活かした様々な観光地があります。 その中でも天川面臥龍里にある臥龍自然休養林は、1996年6月にオープンした山林休養公園で、森林浴と自然観察、学習探訪、そして家族単位での休養や団体研修などが行なえる長水郡の名所となっています。1日に収容可能な人数は約600人程で、年中無休で開放されています。利用可能な施設としては、キャンプ場や研修施設、山小屋、森の中の家などの施設と宿泊施設もあります。子どもたちが楽しめる雪ソリゲレンデやウォーターソリゲレンデ、野外プール、天然水遊び場などの施設も備えられています。また、自然学習場や体力鍛錬場、野外ステージもあり森の中にある総合的な休養空間であり文化空間でもあるといえます。


全羅南道(康津郡 )

永郞金允植は1903年1月16日(陰暦1902年12月18日)にここで生まれました。幼い頃はチェジュンと呼ばれていましたが、ユンシク(允植)と改名をしました。「永郞」は雅号で文壇活動時代は雅号を使用していました。永郞は1950年9月29日に亡くなるまで約80作品の詩を発表しました。その中で60余作品が光復前の創始改名と神社参拝を拒否してここで生活をしながら書かれた作品です。 永郎の生家は1948年に永郎がソウルに移った後に何度か転売されましたが、詩の素材になった泉、椿、甕、柿の木などは残っていて、牡丹もたくさん植えられています。面積は生家一帯で4,422平方メートルです。


全羅南道(和順郡)

万淵寺(マンヨンサ)は、高麗熙宗4年(1208年)に万淵禅師によって創建されたと伝えられています。 万淵禅師が無等山・元曉寺で修行を終えて曹渓山・松広寺に帰る途中に無等山の主峰を越え、南へ下る途中に万淵山の中腹で疲れた体をしばらく休めて行こうと座ったところ眠ってしまい、その時、十六羅漢がお釈迦様に仕えるという不思議な夢をみました。目が覚めて四方を見回すといつのまにか雪が降り、辺り一面真っ白なのにもかかわらず、不思議なことに禅師が横になっていた、その周りだけは雪がとけて湯気がゆらゆらと上がっていました。この夢が気になり、ここを拠点に修行しながら万淵寺を創建したということです。 韓国戦争(朝鮮戦争)で全焼する前は大雄殿、十王殿、羅漢殿、僧堂、禅堂、東山室、西上室、東別室、西別室、守静寮、送月寮など三殿八房と大雄殿前の大きな説楼、その下に四王門と三清閣、また部属庵として学堂庵、枕渓庵、東林庵、燕穴庵を持つ大きなお寺でした。現在は大雄殿、羅漢殿、冥府殿、寒山殿、寮舎、禅定庵、聖住庵があり、国家指定文化財宝物1345号の掛仏を保有しています。 寺院から東に2キロメートルのところに万淵瀑布があり、森や渓谷といった自然を楽しむことができます。また、茶山・丁若鏞先生が若い頃、父親が和順県監として赴任した際、万淵寺の東林庵に立ち寄った事がある他、国唱と呼ばれたパンソリの歌い手・林芳蔚先生が熱心に練習したところとして知られています。


江原道(三陟市) , 三陟

江原道三陟市新基面と下長面の間にある徳項山(トカンサン)は、高さ1,071mの山です。 東北側の大耳里にある幻仙窟と大耳窟一帯は、天然記念物第178号「三陟大耳里洞窟地帯」に指定・保護されています。また、洞窟の一帯は郡立公園となっており、重要民俗第221~223号にも指定されています。  


忠清南道(錦山郡 )

南二自然休養林はレジャーや家族単位での宿泊や観光に最適な場所で、広葉樹種の天然林が茂り、澄んだ水や滝の流れる自然豊かなスポットです。文化財に指定された百済時代の城跡「ペク・リョン聖地」があり、韓国戦争(朝鮮戦争)による激戦の傷跡が残る「六百高地戰勝塔」など、自然と歴史が共存する場所でもあります。また、休養林を覆う仙冶峰(729m)に上る登山路を進むと大屯山の奇岩絶壁を見ることができます。


忠清南道(論山市 )

「地蔵精舎(チジャンジョンサ)」は、韓国仏教法輪宗所属の寺院で1980年6月に德山昌法和尚が「地蔵庵」を創建したのが始まりです。1995年に千仏殿、2002年には極楽殿と納骨堂を設けました。2005年6月から週末ごとにテンプルステイを運営している他、2006年に社会福祉法人・地蔵院を設立、2008年には老人専門療養院を開院するなど福祉事業にも参加しています。