大邱広域市(達城郡)

金忠善将軍の位牌を奉安して春と秋に祭享(国家で行う祭祀)する鹿洞書院は忠節保国(忠誠を誓って国を守る)の人生を送った金忠善将軍の偉業を称して1770年代末から三道儒林(儒学で3つの派)の意向で控訴して1794年に竣工、奉安したが1864年に大院君の書院撤廃令で撤回してしまいました。そして1885年に嶺南の儒林と金氏一族が合体して再建し、1971年建国の支援を受け、現在地に移されました。現在、鹿洞書院には鹿洞書と宗義堂及び向陽門、将軍の威力と功勲などを刻んだ遺跡碑と神道碑があります。


済州道(済州市 ) , 済州東部

天然記念物に指定されている「榧子林(ピジャリム)」は、樹齢500~800年のカヤの木が2,800株も密集して自生しているところです。木の高さは7~14メートル、直径50~110センチメートル、幅10~15メートルになり、世界最大規模のカヤの森林と言われています。この森林は村で神に捧げる祭祀をする時に使ったカヤの種子が四方に広がって育ったものと推定されています。森林の中には済州道で最も古い木といわれる樹齢800年以上になるカヤがあります。高さ25メートル, 周囲6メートルでカヤの先祖の木ともいわれています。また、森林の中には珍しい蘭と植物も自生しています。昔はカヤの実を駆虫剤として使ったり、油を絞って使ったりもしました。済州市が1992年、「榧子林」を散策路として整備し、済州市民と観光客が森林浴を楽しんでいます。


京畿道(九里市) , 九里

東九陵(トングルン)は59万坪の林の中にある朝鮮朝の王たちの墓です。全部で9つの陵に17の幽宅がありますが、他の陵に比べ規模が大きく、林が茂り周辺の景色がとても美しいところです。9つの陵は朝鮮王朝の初代王である太祖・李成桂(在位1335〜1408)の陵である健元陵をはじめ、多くの王の陵墓がある。ここは陵全域に林が茂り、陵と林の間に小道があり散策するのにちょうどよいです。特に東九陵で有名なものは歴史が深いススキです。長く育ったススキは太祖・李成桂の故郷である咸興から移植されたものといわれています。600年の歴史を持つ朝鮮のように悠久な歴史を抱いています。


慶尚南道(巨濟市 )

外島海上観光農園(ウェド・ヘサン・クサングサンノンウォン)は、青い南海の海と周辺の景色が美しい閑麗海上国立公園内にある海上植物公園。巨済島(コジェド)から距離にして4kmにあり、クジョラ港から内島を過ぎ、遊覧船で20分で着く距離です。1969年に釣りの最中、風浪を避けようとこの島にたどり着いたイ・チャンホ氏が島を買い、30年の間夫人とともに心をこめて作り上げた農園で、約44,000坪の天然椿林や亜熱帯植物のサボテン、椰子など南国ムードでいっぱいです。12のビーナス像があるビーナスガーデンや、簡単な飲み物を飲みながら涼しげな海と暖かな日差しを楽しむことができるパラダイスラウンジ、また世界各地から集められたさまざまな種類の珍しい花々と椿の花が美しい花卉団地や韓国伝統遊戯彫刻がある遊戯彫刻公園など美しい自然が満喫できる場所となっています。


忠清南道(保寧市 )

朝鮮時代の軍倉址であり、1928年に西海岸で初めて開放された海水浴場です。砂浜は長さ1.5キロ、水深は1-2m程度で浅く、海水浴場の周辺に松林が茂り海水浴と森林浴を同時に楽しめます。 特に、 毎月引き潮の時にはこの海水浴場から無人島であるソクデ島までの1.5kmに渡り、「韓国版モーゼの奇跡」と呼ばれる海割れ現象が見られることでも有名で、1996年から本格的に一般公開されました。


全羅南道(潭陽郡 )

健康食のひとつである竹筒ご飯で有名な「博物館前の店」は、雰囲気と味、そして価格にいたるまで高い評価を得ているお店です。韓国伝統の美と洗練された雰囲気を同時に感じることができるインテリアは、心のこもった料理の味を一層高めてくれます。竹筒ご飯を炊く時、直径が茶碗ほどの大きさの2年以上経った太い竹を使用します。その中に研いだ米、粟、豆、ナツメ、ナッツ類などの13種類の穀類を入れて炊けば、ふっくらと弾力のある竹筒ご飯の完成です。竹には、身体に蓄積された毒と熱を取りのぞき、中風や糖尿病に良いといわれ、臓器をきれいにしてくれる効果があります。特に竹の樹液には、カルシウムやカリウム、マグネシウムといった無機質が豊富に含まれているため、竹筒ご飯は味もよく健康にもよい料理です。    


全羅南道(海南郡 )

海南牛項里は1992年に韓国資源研究所の地質学件調査中、恐竜の足跡が最初に発見されて以来、海南郡の発掘努力によって1996年の基礎調査、1997~1998年の総合学術調査を行い、現在の姿になりました。また、学術調査の内容を土台にして世界的な恐竜の足跡(化石)の権威者達をアメリカやイギリス、カナダから招請してその価値を認められました。このような資料を土台に2回にわたって国際学術シンポジウムを開催してその結果、この地域の化石の重要性をさらに高める機会となりました。 天然記念物第394号の海南牛項里恐竜の化石地であるここは単純な化石地としての価値だけではなく地質史の多くのカギとなる重要な自然遺産です。海南郡ではこのような自然遺産を青少年達に見せ、体験することのできる空間を準備し、牛項里恐竜化石自然史遺跡地としました。


江原道(平昌郡)

平昌郡の珍富面で開かれる「平昌マス祭り(ピョンチャンソンオチュッチェ)」では、マスの氷釣り、ルアー釣り、雪・氷体験、民俗体験などの「体験プログラム」やソリ、氷上でする駒回しなどの「冬の民俗遊び」、スノーラフティング、ソリ列車などの多彩な氷上レジャースポーツ」を楽しむことができます。釣ったマスは、近くの食堂ですぐに調理してもらい、食べることができます。平昌は昔から水がきれいで水温が低く、マスの養殖が最初に行われた場所です。マスは栄養価が高く、味が淡白なため刺身としても食べることができます。イベントが開かれる平昌郡の珍富面までは、ソウルの東ソウルバスターミナルから高速バス(始発 06:30、最終 20:05/30分~1時間間隔で運行)に乗って約2時間程です。 


ソウル(瑞草区) , 狎鴎亭・清潭洞

プロジェクトガールズグループI.O.I(アイオアイ)でデビューしたキム・ソヘが経営しているカフェ。キム・ソヘのファンクラブ「ペンギン族」のための空間でもあります。様々な大きさのキム・ソヘの写真などが展示されていて、ペンギンをキャラクターにしたぬいぐるみや衣類なども販売しています。多様なコーヒーや飲み物が3,000~5,000ウォン台でお手頃値段で楽しめます。  


済州道(西帰浦市) , 서귀포

朝鮮初期の仏教建築様式で建てられた「薬泉寺(ヤクチョンサ)」は、地上30メートル(一般建物10階水準)、建築延べ面積3,305平方メートルで、単一寺院としては東洋最大の規模を誇ります。法堂内部正面には韓国最大の高さ5メートルの主仏・毘廬遮那仏が4メートルの台座の上に安置されており、左右両側の壁には巨大な仏画が彫刻されています。法堂前の鐘閣には重さが18トンにもなる梵鐘がかけられています。極楽道場として2,652平方メートル規模を誇る大寂光殿と、3階の大きさの寮舎以外にも窟法堂、三聖閣、舎利塔があります。薬泉寺は僧侶だけでなく済州島を訪れた観光客が訪問し、願い事をする場所ともなっています。