ソウル(中区) , 明洞

明洞タロクッパは1969年に開店したクッパの店。開店当時の味が現在までそのまま受け継がれています。創業当時、他のお店ではご飯とスープをクッパとして一つの器で出していましたが、この店ではご飯とスープを別の器で出していたため、「タロチプ・ソゴギクッパ(タロ=別、チプ=店、ソコギ=牛肉)という名前が付きました。当時クッパ一杯の値段はわずか100ウォンでしたが、今は歳月が流れて8,000ウォンになりました。この店のおすすめメニューはもちろんソゴギクッパ。韓国の人々も好んで食べるメニューで、辛さの利いたスープの味が最高です。牛骨を48時間以上煮込んでダシをとったものに粉唐辛子で味付けして、本場韓国ならではの辛さを味わえるスープが絶品です。ここにもやし、ソンジ (牛の血の塊) 、牛の胸肉などをふんだんに載せます。クッパと一緒に頼むおすすめメニューはチヂミの盛り合わせです。油をたっぷりひいて焼いた香ばしいチヂミで、魚、カボチャ、唐辛子、ニラなどのチヂミを楽しむことができます。    


ソウル(龍山区)

ブルーミングギャラリーは大勢の職人が直接デザインした手づくりのアクセサリーを販売しています。特に商品を販売するだけにとどまらず、展示会の形式で、職人のアクセサリーばかりでなく絵や彫刻など数多くの作品を、人々が多く通り過ぎる所に展示して、行き来する客に紹介しています。やや煩雑な龍山のショッピング街で芸術に出会うことで心が安らぎます。


全羅北道(全州市 )

全州伝統韓紙院(チョンジュチョントンハンジウォン)では、伝統的な製造方法により純韓国産の韓紙だけを生産しています。ここで生産される韓紙の80%以上が日本へ輸出され、残りは韓国で消費されています。韓紙は、他の紙類とは異なり、祖先たちの職人精神が染み込んでいる貴重な文化遺産であり、韓紙自体がひとつの芸術品でもあります。ここでは、韓紙をすく作業から模様入れ、乾燥などの韓紙の製造過程を学ぶことができます。「全州」と聞いてまず最初に思い浮かぶ特産品のひとつに韓紙があります。全州は1000年前から品質の良い韓紙の生産地として有名な都市でした。韓紙の使用量が減った現在でも、全州には10ヶ所以上の韓紙工場があり、ここで生産される画仙紙の量は、全国の流通量の80%を占めています。全州伝統韓紙院では、書道、東洋画、工芸用の韓紙はもちろん、黄土壁紙用韓紙、堅炭韓紙などが展示・販売されています。


ソウル(瑞草区) , 江南・三成(COEX)

国立国楽院は韓国の伝統国楽を継承し発展させるために作られた機関で、新羅時代以後から伝わる宮中音楽機関にその起源を置いています。各種公演をはじめとした学術研究や国楽教育、海外教育などを通し、国民と共に歩む国楽、世界の中の国楽を追求しています。2つの室内公演場と1つの野外公演場の計3つの公演場があります。韓国最大の国楽専用の室内公演場である礼楽堂の外観は、水原城の形をイメージして設計されており、内部は伝統的な演奏空間の特性を生かし、すべての国楽の公演に合うように建てられているので、宮中音楽や呈才(朝鮮時代、宮中の宴会で行われた歌舞)など、あらゆるジャンルの韓国の伝統芸術や唱劇ような大型公演も可能です。舞台と客席は伝統的な演奏公演が行われたマダン(庭)をイメージして作られており、客席も土蔵の模様の間で区切られています。天井には凧模様の放射版があるので、公演場全体がまるで韓国の昔の家屋のようです。礼楽堂の2階には託児所があるため、静かに落ち着いて公演を観賞をすることができます。もう1つの室内公演場ウミョン堂は、屋外で行われる公演を室内でも行われるように設計されており、必要に応じて広さを調節することができるようになっています。また、隣接する国楽博物館では、様々な関連資料を閲覧できるほか、伝統楽器など国楽関連の映像などが見られます。さらに、入り口横の資料販売室では、国楽関連の音楽資料やCDやテ―プなども販売されています。


江原道(束草市) , 束草・雪岳山

雪岳シネラマは雪岳山と東海岸のある江原道束草にあります。シネマのCINEとドラマのRAMAを掛け合わせたのが名前の由来で、映画やドラマのオープンセット場を利用した新たなリゾート文化施設です。まるでタイムスリップしたかのように感じる施設は国内最大規模約2万7千坪にも及び、高句麗城を始め、唐の皇宮、官庁、則天武后の後園、貴族村、高句麗の庶民村などを再現しています。そして当時の市場町をそのまま再現したチャントクッパや弓矢体験をできる国弓場、乗馬遊びなどの様々な体験型施設も併設されています。


済州道(済州市 ) , 신제주

漢拏樹木園は、済州の自然生態の保存や学習研究を目的として、1993年12月にオープンしました。漢拏樹木園は光列岳周辺にあり、約909種の済州道自生樹種と亜熱帯植物が展示されています。樹木園には506種の木と90種の植物が植えられており、温室には亜熱帯植物室(105種)や自生植物室(103種)など、208種の植物があります。また絶滅の危機に瀕している保護対象植物2,722本を保有しており、「招霊木」と「万年豆」などの希少植物と天地淵だけにある「竹節草」の生育に力を入れています。漢拏樹木園では季節ごとに果樹、楓などの美しい済州の自然に会うことができます。


江原道(江陵市)

正東津(チョンドンジン)は、江原道江陵市にある小さな海岸の町で、韓国で最も海に近い駅である正東津駅がある所です。また、人気ドラマ「砂時計」のロケ地でもあります。正東津という地名は、朝鮮時代、漢陽(ソウル)の光化門から正確に東に位置している港ということで名づけられました。正東津駅はドラマ「砂時計」の舞台として知られるようになって以来、週末になると多くの人がここを訪れます。海と松の木、そして歴史と汽車というロマンチックな景観が魅力ですが、何と言っても正東津といえば日の出の名所として有名です。松の木と汽車のレールという景観と調和した美しい日の出の光景は、正東津だけの魅力です。毎年1月1日には、砂時計公園で砂時計回転イベントと日の出イベントが催されます。


釜山広域市(海雲台区) , 海雲台

アメリカンスタイルのカジュアルデニムを扱うカジュアルな売場です。高級デニムとアメリカン、ヨーロピアン感覚のコンテンポラリーカジュアルブランドを1ヶ所で見ることができます。ハリウッドのセレブが愛するプレミアムデニムとそれにコーディネートできる多様なファッションを紹介しています。


京畿道(水原市) , 水原

行宮とは王が戦争の時に待避したり、休養を取ったりするために臨時的に使っていた場所です。この華城行宮(ファソンヘングン)は韓国国内でも最大規模を誇り、歴代の王たちにも利用されました。華城行宮は正宗の旅行の際に王が留まるのはもちろん、恵慶宮・洪氏の還暦の宴など多様な行事も行われました。特に落南門は、洪氏の還暦祝いの他、科挙試験の合格者に証明書を授与する行事が行われました。


ソウル(麻浦区) , 弘大

切頭山(チョルドゥサン)聖地内にあるこの博物館は1967年10月にオープンした記念館。オープン当初は「切頭山殉教記念館」でしたが、2000年11月に博物館と名称を変更しました。 韓国カトリック殉敎者博物館(ハングク・チョンジュギョ・スンギョジャ・パンムルグァン)は韓国の天主教に関する資料や遺物などを展示しており、書籍類は1258点、教会史的な遺物750点、陶磁器186点、民俗品151点、絵画155点、野外展示物45点といった約3000点といった内容になっています。 特にイタリアの宣教師Matteo Ricciが漢文で著述した天主教の教理書「天主実義」は天主教の歴史の中でも最も重要とされるもの。また野外展示場には聖母マリア像のある聖母洞窟と韓国最初の神父・殉教者である金大建(キム・テゴン)神父の銅像もあります。 博物館のある切頭山聖地は1866年にカトリック教徒を大量虐殺した事件として知られる丙寅迫害で殉教した数千の信者たちの殉教の地です。