江原道(春川市) , 春川

2010年12月20日、京春線の電鉄化が行われ、約70年間ソウルと春川を走っていた春線のムグンファ号が廃線になりました。その廃線となった国鉄京春線の線路を利用して走るのが江村レールパーク(レールバイク)は優れた景観の北漢江沿いをレールバイクで走るユニークな体験ができる場所です。江村レールパークは、2012年8月に開通し、金裕貞駅、江村駅、京江駅の区間で運行が行われており、金裕貞駅と江村駅間が約8km、京江駅の場合、往復6kmです。


忠清北道(清州市 )

上党山城は清州市内と近く清州市民の憩いの場となっています。上党山城という名称は三国時代、百済の上党県から由来したようです。周囲の長さが4kmを越える巨大な石垣の城です。統一新羅初期に新羅の西原小京が清州地域に設置されましたが、三国史記に金庾信の三男である元貞公が西原述城を積んだという記録があり、このとき積まれたものではないかとも推測されます。これを壬辰倭乱の宣祖29年(1956)に大々的に修築した後、1716年に石城に改築したものです。 長さ4.2km、高さ3~4mで、城壁は大きさが一定でない石材で垂直に近い壁面を構築しており、その中は土砂を積み上げた内托工法でできています。東、西、南の3つの門はほぼ原形のまま残っており、すべてに門楼があります。また、山城の正門である控南門はアーチ型の形を、東門と西門は四角形の形をしています。1970年に史跡 第212号に指定され、山城内には韓屋村(ハノクマウル)もあります。


ソウル(江西区) , ソウル西部

1950年6月25日、北韓(北朝鮮)軍の攻撃により韓国軍が風前の灯の危機に陥り、陸軍第1師団11・12・15連隊所属の将兵約100人が金浦地区に後退し、6月26日から30日まで開花山で最後の防御陣を張り、韓国軍に偽装した敵の大兵力を相手に戦闘を行いました。しかし、本部との通信が途絶え弾薬が無くなり、北韓(北朝鮮)軍の威力に押されて軍人全員が開花山の谷間で亡くなりました。祖国と民族のために命を捧げた戦死者を供養するために、1994年に開花山に慰霊碑を建立し、毎年6月28日にはこの場所で慰霊祭が行われます。* 規格 - 慰霊碑の高さ 4.7m* 建立者 - 陸軍第1師団、弥陀寺


全羅北道(全州市 )

全州韓紙文化祭りは、千年の歴史を持つ全州韓紙の良さを広め、伝統韓紙工芸コンテストを通して全国から優秀な工芸職人を発掘し、全州韓紙工芸の発展に寄与する目的で行われます。多様なプログラムを企画しており、大人、子ども、外国人といったすべての人々が「韓紙」という媒体を通して楽しむことができるお祭りです。


仁川(中区)

海風と潮の香りが心地よい仁川(インチョン)沿岸埠頭前に位置する『K-モーテル』は西海岸の島々と済州島などを定期的に行き来する旅客船を運航している沿岸旅客ターミナルのすぐそばにあり、韓国内はもちろん国際旅客船を利用するのに便利。近くにある仁川総合魚市場を見物するのも面白いし、生きた教科書と呼ばれる江華島(カンファド)は子供との旅行に最適な観光スポット。


慶尚北道(青松郡 )

慶尚北道 青松は、水がきれいなことで有名です。そんな青松にある「青松オルムゴル」は、慶尚北道 盈徳の玉渓渓谷との境に位置する渓谷です。ここでは、真夏に氷が張り、気温が32度以下になると氷が溶けだし、気温が高ければ高いほど氷が厚くなるという不思議な現象が見られます。また、ここの薬水は味が良く、真夏にはその暑さを忘れさせてくれるほど冷たいことから、多くの観光客が訪れます。 オルムゴルの真下には「ウォンジャ岩」という岩壁があり、この岩壁には高さ62mの人工滝が作られています。冬になるとこの滝の水が凍り、氷の壁ができるため、アイスクライミングを楽しむ人々の姿が見られます。また、毎年ここでは「アイスクライミングワールドカップ」が開催されます。


慶尚南道(河東郡 )

聖徳王21年(722年)に義湘大師の弟子である三法が創建した双磎寺(サンゲサ)は、全羅南道求礼邑から21km地点の、慶尚南道河東郡花開面花開里から雲樹里までの6km桜の木が並んでいる智異山の南の麓にあります。初期の名前は玉泉寺でしたが、その後、文聖王2年(840年)に真鑑国師 が再建した後、887年定康王が、禅寺の徳を仰いで双磎寺と改称しました。 今の建物は壬辰倭乱(文禄・慶長の役)のときに消失したものを再建したものです。双磎寺の春の桜は特に有名で、渓谷の澄んだ水と奇岩、古木が優れた景勝を作り出しています。境内の見所としては崔致遠の親筆である双磎石文、真鑑禅師大空塔碑(国宝47号)を過ぎ、北側500mほど行くと国師庵の庭に天然の楡の木、また東側に2kmほど行くと青鶴峰と白鶴峰のふたつの渓谷を有する高さ60m幅3mのプリル瀑布(智異山10景のひとつ)などの名所があります。また、 双磎寺はお茶とゆかりの深い場所で、新羅・興徳王3年(828年)金大廉が唐の国に使臣として行って帰国した際、初めてお茶の種を持ち込み、王令で智異山の南側、双磎寺一帯に植え、最初の栽培地と言われています。そのため、お茶の栽培地記念碑(道記念物第61号)もあります。


光州広域市(南区)

光州キムチタウンは韓国を代表する食べ物であるキムチの歴史と文化を学び、自らキムチを漬ける体験ができるよう光州(クァンジュ)広域市南区(ナムグ)に建設された場所です。 キムチタウン内には見て、楽しんで、感じることができるキムチ博物館や最先端設備を兼ね備えたキムチHACCP加工工場、そしてさまざまな種類のキムチを自ら漬けて味見できるキムチ体験場もあります。


大邱広域市(達西区)

韓国最大規模の「光」をテーマにした祭り「E-WORLDピョルピッ祭り」が大邱を代表するテーマパーク「E-WORLD」で開催します。テーマパーク内の乗り物やランドマークである83タワーの美しい展望と夜景を楽しむことができる異色の祭りです。花火やフォトゾーン、各種体験プログラムなども行われます。


慶尚南道(巨濟市 )

巨済海金剛(コジェヘクムガン)は巨済島一番の観光名所で、南海の金剛と呼ばれています。町から約500m離れた海上に位置する岩島であるここは環境汚染の少ない地域である閑麗海上国立公園に属し、美しい自然が満喫できるところです。島の形が葛の根が張った姿に似ており、その意味を表す「カルゴッ島」と呼ばれていましたが、韓国の名山・金剛山が海にあるという意味で海金剛の名前がより知られています。日月峯や獅子岩(サジャバウィ)から眺める日の出と日の入りが美しいことで知られているほか、東西の長さが100メートル、南北が180メートルにもなる洞窟・十字洞窟(シプジャドングル)も有名な観光地。船が90度回転し洞窟を抜ける時に空を見ると、十文字に見えることからこの名前がつけられており、昔ソンビ(士人)たちが帆船に乗ってここでどぶろくの杯を傾けながら詩に詠んだと言われる場所でもあります。この他にも彌勒岩や燭台岩、また1300年余りの荒波にも強く生き抜いてきた海金剛の守り神である松の木などもあり、時間と自然が作り出した作品を満喫できる場所です。