月精寺聖宝博物館
 
江原道(平昌郡)
江原道平昌郡の月精寺の境内にある聖宝博物館は1999年10月に開館し、2000年7月に第1種仏教専門博物館として登録され、月精寺と江原南部の60ヶ所以上の寺院の宝物を保存・展示し、研究に力を注いでいます。 現在、博物館には上院寺重創勧善文(国宝第292号)を始め、月印釈譜(宝物第745号)、国宝第48号の八角九層石塔を解体・補修時に発見された12点の舎利具、上院寺木造文殊童子坐像の腹蔵遺物(※)23点(宝物793号)などが保存・展示されています。 ※腹蔵遺物:仏像制作時に仏像の中に入れた経典などの文化財

海印寺
 
慶尚南道(陜川郡 ) ,
海印寺(へインサ)、通度寺(トンドサ)、松広寺(ソングァンサ)は韓国三大寺院と呼ばれ、海印寺は仏教の経典を8万枚の板に刻んだ八万大蔵経が保管されていることで有名です。八万大蔵経は、蒙古の侵略に対して国難克服を祈願する意味で、高麗23年(1236年)から16年という長い歳月をかけて作り上げられたものです。版木には、南海と巨済地方でとれたホオノキを数年間海水に漬けた後、陰干ししたものが使われています。横68㎝、縦24.5㎝、厚さ3㎝の大きさの板の両端に木をはめて版木の均衡を取り、漆を塗って腐食を防いでいます。経版の数は81,340枚で、冊数は6,791冊。これらは温度と湿度が一定に保てるという朝鮮初期の建築物・八万大蔵経板殿に保存されており、国宝32号と、ユネスコ世界文化遺産に指定されています。海印寺は新羅・哀荘王3年(802年)に順應と理貞の二人の僧によって創建された寺院です。「海印」とは華厳経の海印三昧に始まるもので、お釈迦様の正しい悟りの世界を指す言葉、汚れていない清浄無垢なわれわれの本心を表す言葉です。朝鮮時代(1392-1910)、江華島から八万大蔵経を移した後、法宝寺院とも呼ばれています。海印寺には八万大蔵経(国宝32号)と蔵経板殿(国宝52号)をはじめ、15点の宝物と200点余りの私宝など、数多くの文化財と古跡があります。

挟才窟(翰林公園)
 
済州道(済州市 )
挟才窟は黄金窟、昭天窟、双龍窟、万丈窟を合わせて済州島の代表的な龍岩洞窟です。洞窟の長さが約200m、広さ10m、高さ5m程度の規模で250万年前の漢拏山一帯の火山の爆発によって形成されました。溶岩洞窟であり、石灰洞窟の特徴が複合された2次元的な洞窟であるという点が特徴でその一帯が砂と貝殻が混ざった層でできています。洞窟の内部は天井から突き出ている石鍾と地面からの石筍で神秘的な景観を演出してます。洞窟の壁面には石灰分がかぶせられていてまるでひとつの巨大な壁画が刻まれているような鬱蒼とした姿を見ることができます。洞窟内部の温度は年中17~18度を維持しており、夏には避暑地として冬には寒さをしのげる場所として脚光をあびています。挟才窟は天然記念物第236号に指定されており、ペルーの石塩洞窟、ユーゴスラビアの海中石灰洞窟と並び、世界3大不可思議の洞窟に選ばれるほど有名な場所です。挟才窟を出るとすぐ横に双龍窟があり、2つの洞窟を同時に見て回ることができます。

馬山午東洞アグチム通り
 
慶尚南道(昌原市 ) ,
アグチム(アンコウの蒸し物)は馬山発祥の料理として全国的に広く愛されています。 1960年代初めに馬山市午東洞で食堂をしていたおばあさんが、アンコウにテンジャン、コチュジャン、モヤシ、セリ、ネギなどを加えて蒸した料理を出し、これが漁師の間で評判となって広く知られるようになりました。こうして午東洞で自然とアグチムを食べさせるお店が増え、今では午東洞一帯に約20件の店が軒を連ね、「アグチム通り」が形成されました。

伝燈寺(江華)
 
仁川(江華郡)
伝燈寺(チョンドゥンサ)は、江華島の南側、鼎足山に位置する千年古刹です。高句麗の阿道和尚が建てたと伝えられており、高麗の忠烈王(在位:1274-1308)の貞和王妃が仏殿に玉燈を献納して以来、伝燈寺と呼ぶようになりました。 伝燈寺は大雄殿(宝物第178号)と薬師殿(宝物第179号)をはじめとし、見どころの多い寺です。特に、大雄殿には他の寺では見られない珍しい彫刻があります。軒下の裸体女人像と柱の上の人物彫刻がそうです。この人物彫刻には伝説があります。昔、大雄殿を建てる時に棟梁がふもと町の酒場の女性に心を奪われ、稼いだ金を女性に全部やったのに逃げられました。それで棟梁は病気になり、その仕返しに女性の裸の姿を徹夜で彫って、重い軒を支えさせたということです。 もう一つの見どころである薬師殿は、建物の中の彫刻が美しいことで有名です。天井は井の字型に設計し、その周りは豪華な彫刻と彩色を加え、蓮の花や飛天などが彫られています。寺の庭には中国、宋の国の梵鐘があります。全体の高さ1.6m、口径1mほどの小ぢんまりした鐘です。 伝燈寺は境内だけでなく、周囲の景観が美しいことで有名です。特に海が見下ろせる伝燈寺での朝夕の景色はたいへん壮観で、ここからの日の出は全国的に有名です。また、竹林茶院という喫茶店がありますので、疲れたときはここでちょっと一休みしてみるのもいいでしょう。

智異山 温泉ランド
 
全羅南道(求礼郡 ) ,
求礼郡山洞面の佐沙里・官山里一帯、55万坪に及ぶ韓国屈指の温泉ランドに数えられています。1日7000トンにも及ぶ温泉水が湧き出るため、3000人が同時に温泉浴を楽しむことができます。 ここの温泉水はゲルマニウムや炭酸ナトリウムが多く含まれ、皮膚病や神経痛、関節炎、糖尿病、婦人病など、成人病予防に特に秀でた効能があることで知られています。 大浴場(水風呂)や露天風呂以外にも6つのサウナ施設があります。 特に、露天風呂から智異山を眺めなあら温泉浴を楽しめるのが特徴です。智異山温泉(チリサン・オンチョン)はゲルマニウムの含まれた温泉として、1995年のープン以来、国内外から数多くの観光客が訪れる有名な温泉として、家族旅行や新婚旅行にもぴったりです。

スターヒルリゾート
 
京畿道(南楊州市)
自然の美しさと神秘をそなえた天摩山を舞台に開発されたスターヒルリゾートは、1982年12月にオープンしたスキー場です。ソウルを基点に32キロの距離にありいつでも負担なくスキーや休息を楽しむことができます。また、スターヒルリゾートはオールシーズンスキーが楽しめます。(名称変更:天摩山スキー場→スターヒルリゾート)

龍山駅
 
ソウル(龍山区)
高速鉄道の開通以後、龍山駅は湖南、長項、全羅線方面の列車と一部の急行列車の始発・終点駅となり、現在韓国で最も規模の大きい駅となっています。百貨店、Eマート、電子商店街、Iパークモールなどが近接していることから若者が多く集まる場所となっています。

婚姻池
 
済州道(西帰浦市)
婚姻池は済州島の古い神話のひとつである「三姓神話」に登場する高、梁、夫という三神人が、狩猟生活をしながら碧浪国からきた三人の王女と婚礼を挙げた場所と言われています。浅くて小さい池ですが三神人がここで婚礼を挙げたことによって始めて済州島に住民が増え、農作業などが始まったと言われています。 ここには、三神人が三人の王女と結婚した後、住んだという岩洞窟の家があります。