陶山書院
 
慶尚北道(安東市 ) ,
陶山書院(トサンソウォン)は1574年宰相だった李滉(イファン)の学問と徳行を追慕する弟子達と儒学者達が中心になり建てられた儒学学校です。建築物の構成の面で見ると大きく陶山書堂と陶山書院に区分されます。1951年、李滉はこの地に移り住んだ後、弟子の育成のための学校である学校陶山書堂を直接設計して作りました。このとき、学生たちの寄宿舎として隴雲精舍と奴婢たちの住居である下庫直舍も一緒に作りました。1570年に李滉が亡くなると、2年後の1572年には位牌を尚徳祠(宝物第211号)に祀ることが決まりました。弟子たちは祠堂に李滉の位牌を安置して祭祀を行った後に典教堂(宝物第210号)と東西斎を建て書院として完成させました。書院が完成すると宣祖が陶山書院に扁額をくだしました。

コリアインターナショナルサーキット
 
全羅南道(霊岩郡 ) ,
<コリアインターナショナルサーキット(Korean International Circuit: KIC)>は、全羅南道霊岩郡一帯にある2つのコースが合わさったハイブリッド「フォーミュラワン(F1)」サーキットです。 サーキットはF1グランプリのトラックと3.045kmの常設トラックの2種類が複合されており、レースの特長に適した距離のトラックを選ぶことができます。F1以外にも常設サーキットを活用した国内・外のモータースポーツイベントを持続的に誘致する予定です。 サーキットの全長は5.615kmと、全世界の中でもイタリアのモンザ(Monza)サーキット(5.793km)に次ぐ相当な規模であり、アジア地域では最長距離です。世界水準を誇る全羅南道のサーキットは、高さ14mのF1ピットビル、コントロールタワー、メディアセンター、チームビル、観覧席12万席、駐車場、娯楽施設などです。 特に最大の特徴は、海を舞台に走るスピードウェーという点です。また、カーレースの最大の魅力であるスピードを極限まで引き出だすという点もコリアインターナショナルサーキットの長所です。 また、FIA(国際自動車連盟)の国際長距離自動車のレースである「2010年、F1コリアグランプリ(2010 Korean Grand Prix)'」が韓国で初めて行われた舞台でもあります。

七甲山道立公園
 
忠清南道(青陽郡 ) ,
忠清南道・青陽郡にある海抜561メートルの七甲山(チルカプサン)は、1973年に道立公園(トリプコンウォン)に指定された山。 忠清南道のアルプスと呼ばれるこの山は、高くはありませんが多彩な姿を見せる峰々や深い谷、鬱蒼と茂る森など、自然あふれる場所として地元の人々に愛されている山です。 春には朝鮮山ツツジや桜、夏には深く涼しい森、秋には赤く燃える紅葉、冬には雪景色と、1年を通してそれぞれの魅力があり、7コースある登山路から好みに合わせてハイキングを楽しむこともできます。

A special Incheon trip to enjoy on National Day
 
仁川(中区)
​​ A special Incheon trip to enjoy on National Day

長生浦クジラ生態体験館
 
慶尚南道(居昌郡 ) ,
クジラ生態体験館(コレセンテチェホムグァン)は、蔚山広域市南区の長生浦海洋公園内にあるイルカの水族館です。魚類水族館には大小さまざまな不思議な淡水熱帯魚や海水熱帯魚、サメ、ウミガメなどがいます。海底トンネルでは、実際にイルカに会うことができ、イルカと関連した多彩なプログラムも準備されています。また、4D映像館では、躍動感溢れるクジラのアニメーションを見ることができ、体験動物館ではさまざまな小動物とふれあうことができます。 開館日 2009年11月24日

求礼 山茱萸村
 
全羅南道(求礼郡 ) ,
春香伝の南原で高速道路のような19番国道に乗って、パムジェトンネルを過ぎるとそこが求礼です。求礼郡の山東面は、「山茱萸(ミズキ目ミズキ科の落葉小高木)の故郷」として広く知られてきました。韓国の山茱萸(実)生産量の67%を占めているほど山茱萸の木が多くあります。 山茱萸の木は、日較差が大きく、排水が良い海抜200~500mの盆地や山岸でよく育ちます。 こうした自然条件をまんべんなく持った山東面の桂川里、大坪里、位安里では山茱萸の高木が森のように生い茂っています。この中でも特に万福台(1433m)の西南側の麓に育った位安里山茱萸サンウィ村は最も代表的な山茱萸村として選ばれています。 村の裏側には雪を覆った智異山の峰が屏風のように囲んでいて、村の右側には小さな谷間があり、素晴らしく美しい自然環境を持っています。その上、この村はカエデの木の水が多く出ているところとして有名です。 さらに山茱萸村の下方には国内唯一のゲルマニウム温泉と呼ばれる智異山温泉団地があり、湯に浸かりながら疲労を取ることもできます。毎年少しずつ違いがありますが、大体山茱萸サンウィ村の花は、3月20日~31日の間が最も絶景だと言われています。 *求礼山茱萸の特性と効能 1)特性-果肉が多く、着色がよく、赤い実の色が眩しく光って全国で第一の品質として全国生産量の67%を占めています。 2)効能-心臓と骨髄を強くし、腰やひざの新陳代謝を助けて痛みを和らげてくれる効能があります。冷や汗、息切れ、腰痛にも効果があります。

金井山城
 
釜山広域市(金井区) ,
釜山の金井山(クムジョンサン:801.5m)の頂上に位置する金井山城(クムジョンサンソン)は、本来は東莱山城でしたが現在は金井山にあるということで金井山城と呼ばれています。金井山城 は長さ17,377km、城壁の高さ1.5m~3m 程で国内では最も規模が大きい山城。現在は約4kmの城壁だけが残っています。 築城年代は正確な記録がありませんが、 位置や規模からみて三国時代(高句麗、百済、新羅の3国が争っていた時代)に築城されたものと推測されています。現在の山城は肅宗(1703年)の時に作られたもので壬辰倭乱(1592-1598)の後日本の再侵入に備えて石を積み重ね始め1707年に建て直されたもの。1940年代には山城が荒廃しましたが、1971年、史跡第215号に指定された後、2年に渡り東、西、 南門を復元、現在も復元事業が進められています。山城には城門の上に建てた楼閣である門楼と遠くを見張るための楼閣である望楼があります。 金井山城は泉水がとても多く花崗岩地帶からは洞穴と大小の峰を見ることが出来ます。

全谷里先史遺跡
 
京畿道(漣川郡) ,
韓国の旧石器遺跡を代表するこの遺跡地は1978年米軍兵士によって偶然石器が発見され、世界的に注目される旧石器時代の遺跡地として知られるようになりました。1978年の石器発見以降現在まで11回にわたる発掘が行われ、3000点以上の遺物が採集されています。これら石器の発見は、東アジアとアフリカ、ヨーロッパで旧石器文化を二分していたモビウスの学説を変えるきっかけにもなりました。また東アジアの旧石器文化を新しい角度から理解しようとする試みが増え、これは韓国の旧石器研究だけではなく、全世界の旧石器研究を豊富にすることにもなりました。現在全谷里先史遺跡地内には旧石器遺跡館や資料館などの施設と、旧石器時代の生活が表現された野外造形物が自然環境と調和するように配置されて旧石器時代をわかりやすく理解できるように工夫されています。

九龍浦海水浴場
 
慶尚北道(浦項市 ) ,
九龍浦という名前は9頭の龍が天に昇ったという伝説に由来しています。九龍浦の特性は、日陰が多くて平坦な場所が狭く、冬は暖かく夏は涼しい機構で15.8kmの長い海岸線に囲まれています。九龍浦港は水産業が中心で近海漁業が発達し、主にイカやサンマ、ズワイガニなどが多く収穫されます。海岸の景色はとても美しく、避暑地として脚光を浴びている九龍浦海水浴場は浦項から24km、九龍浦邑から1.5km程離れています。半月の形になっている砂浜は長さ400メートル、幅50メートルで多くの避暑客達が訪れる海水浴場です。

パンチボウル
 
江原道(楊口郡) ,
楊口郡北東側約22kmの亥安面に位置した、海抜400~500mの高い地帯に発達した盆地です。 その周囲がまるでフルーツポンチ(Punch)の器(Bowl)の様だったため、このように呼ばれ始めました。 このような特殊な地形になった理由に関し隕石衝突説や差別侵食説がありました。 しかし隕石の破片などは発見されておらず、またパンチボールの花崗岩は長石71%、石英22%、雲母5.7%で構成され、長石は石英や雲母に比べてはるかに風化度が高く、常温でも急速に粘土化されるため、風化抵抗性が強い現在の高い地帯より低地帯が先に侵食されてこのような特異な盆地形態を作ったと考えられ、侵食説が有力だと言われています。 江原道楊口郡亥安面は韓国で唯一南北の統制域内にある居住地域で現在6つの集落に470世帯1,700人余りが居住しています。 大岩山をはじめとするこの一帯は韓国戦争(朝鮮戦争)当時、パンチボール戦、兜率山戦、カチル峰戦があった激戦地で現在戦跡碑がいくつも立てられています。 また今でもあちこちに「地雷」という札があり、当時の状況を物語っています。 戦時中は激戦区だったパンチボールと大岩山も休戦後、民間の出入りが統制され自然環境がそのまま残り、天然記念物のオオイワナなどをはじめサギ草や毛氈苔(モウセンゴケ)など多くの貴重な動植物が生息しています。 海抜1,300mに残る韓国唯一の高層湿原である龍沼は数千年前の生態系を今も保ち、現在自然生態系保護のため天然記念物246号にも指定されています。 またこの地域は地帯が高い盆地形態をしているため、高品質の高冷地野菜やユリの花の生産地 としても有名です。 盆地の北西側には1990年3月に発見された第4トンネルが位置し、第1、2、3トンネルとは異なり電車に乗車し観覧することができます。 韓国の最前方カチル峰の尾根にある乙支展望台は金剛山や昆盧峰など内金剛の4つの峰を見ることができる保安教育の場として重要な役割を果たしています。 第4トンネルは個人での見学には事前の手続きが必要なエリアですが、シティツアーに参加すればガイドが手続きを代行してくれます。