熙政堂(희정당)
 
ソウル(鍾路区)
熙政堂は正面11間、側面5間、単層八作瓦屋根の建物です。朝鮮時代後期に国王が日ごろから住んでいた場所です。昌徳宮の寝室である大造殿のすぐ前にあり、大造殿と同じ高さの基壇の上に建てられました。本来は昌徳宮の創建の時に建てられましたが1917年の火災で焼失してしまい、1920年に再建されて現在に至ります。度重なる消失と再建により建物の規模と用途は変わり続けました。正面9間、側面3間は居間となり、左右の韓国式の応接間と様式の応接間に分けられ、その周りに付け足された部屋は通路や小部屋として使用され、風呂や仕切り部屋などが造られました。熙政堂の内部の意匠は西欧的で室内の道具なども異国的、部屋の内外に取り付けられた電灯などは、大韓帝国の末期になってつけられたものでが、本来は宮殿の建物の規範によって建てられた建物です。    

エキスポ海洋公園
 
全羅南道(麗水市 ) ,
海に面した公園を散歩するだけでなく、ダイナミックな海洋レジャー・スポーツプログラムが満載の「エキスポ海洋公園」。ここでしか見られないマルチメディアBig Oショーを観覧するだけでなく、スカイタワー展望台、エキスポデジタルギャラリー、我が家のようにくつろげる快適なゲストハウスなどの施設を有しており、さまざまな楽しみ方ができます。また、国際的な会議施設も整っており、各種会議、展示、セミナーなど、イベントを行うのにも最適の場所です。

映画「シルミド」撮影地
 
仁川(中区) ,
実尾島(シルミド)は映画「シルミド/SILMIDO」で有名になったところ。 現在映画に使われたセットは壊されましたが、映画を見て一度自分の目で直接見たいという人々が訪れるようになりました。 干潮の時にしか島を見学できないうえ、島内に特に見所があるわけではありませんが、周辺の景色や干潟を歩いて渡る楽しみ、そして何より映画の舞台を訪れるといった意義のあるスポット。この「シルミド/SILMIDO」という映画は、南北分断の現実の中で歴史上隠されていた真実に基づいて作られた作品で、韓国映画史上初めて観客動員数1000万人を突破した作品です。  

加平四季ソリゲレンデ
 
京畿道(加平郡)
加平ソリゲレンデ(カピョン・ソルメジャン)は年中利用できます。冬季は毎年若干の違いはありますが、大体12月上旬から3月上旬まで運営しています。大部分のソリゲレンデが人工雪を撒いているのに対し、ここはスロープの下にひいてある人工芝生と太陽を背にしているという地域的特性の為、雪が溶けません。他のところより利用期間が1カ月近く長く、冬の終わりまで自然雪でソリを楽しむことができます。また、「水平歩行器(ムービング・ウォーカー)」が設置されているので、そりを持って立っているだけでスロープ出発地点まで移動することができます。大人用と子ども用の2つのスロープがあり、子ども用スロープの横の空間を利用して、スノーハウス(氷の家)と雪合戦場も別に作られています。

多大浦海水浴場
 
釜山広域市(沙下区) ,
多大浦海水浴場は釜山市内から約8キロ離れた所にある海水浴場です。淡水と海水が交じり合う洛東江の河口にあり、長さ900メートル、幅100メートルの白い砂浜が美しい所です。この多大浦海水浴場は300メートルまで推進が1.5メートルほどと浅く、家族連れに人気があります。また多大浦海水浴場の浜辺では小さな貝や蟹などを取ることもできて自然学習の場としてもよく利用されるほか、毎年8月には釜山国際ロックフェスティバルが開かれ、海とロックを同時に楽しめる機会になっています。多大浦海水浴場の近くには様々な便宜施設と大規模なキャンプ場があるので、海水浴以外も思いきり満喫することができます。

大邱樹木園
 
大邱広域市(達西区) ,
1986年から1990年まで約74,000坪の敷地に410万トンのゴミが埋め立てられた場所で、環境問題を解決するために樹木園が造成されました。大邱樹木園は針葉樹園、広葉樹園、花木園、野生草花園、薬用植物園、染料園など21種類の様々な庭園があり、そこには約400種6万本の木や、1,100個の花壇に約800種13万株の草花類、40種300点の盆栽、200種2,000点のサボテンなどが展示されています。 また、大邱樹木園ではこどもや学生を対象とした体験教室も行われています。こども自然学校は夏休みの間に開かれ、学生のためのグリーンスクールは小中高生を対象に行われるプログラムです。この他に、造園教育指導者の教育などのイベントも行われます。

南楊州総合撮影所
 
京畿道(南楊州市)
京畿道にある「南楊州総合撮影所(ナミャンジュ・ジョンハプチャリョンソ)」は、様々な野外セットやスタジオ、映画館などがある映画村。ここで撮影された映画のうち、日本でも話題となった「共同警備区域JSA」や、朝鮮時代の画家・張承業の生き様を描いた「酔画仙」などの野外セットが見られるほか、映画の誕生からその発達の様子を見ることのできる「映画文化館」を始め、映画に関する各種展示物があり、映画の全てを見て体験することができます。特に映画の撮影技術を直接体験できる「映画体験館」と、有名映画が撮影されたセットは人気があります。韓国映画の人気が高まるにつれ、年々訪れる外国人観光客も増えています。

オント瀑布
 
済州道(西帰浦市)
オント瀑布は見えそうで見えない森の中にあり、ひとしきり雨が降ると姿を現し、その高さ50メートルにも達します。周辺の奇岩絶壁と調和を作り出し独特の魅力があります。 瀑布周辺の渓谷には天然暖帯林が広い地域にかけて形成され四季折々に南国独特の美しさを醸し出しています。西帰浦市江汀洞月山マウルを過ぎ500メートルほど岳近川沿いに登っていくと、新市街地の康昌鶴公園前の道路でミカン畑につながる道沿いに800メートルほど行くと、オント瀑布に出会うことができます。また、オント瀑布は西帰浦70景のひとつになっています。

海印寺
 
慶尚南道(陜川郡 ) ,
海印寺(へインサ)、通度寺(トンドサ)、松広寺(ソングァンサ)は韓国三大寺院と呼ばれ、海印寺は仏教の経典を8万枚の板に刻んだ八万大蔵経が保管されていることで有名です。八万大蔵経は、蒙古の侵略に対して国難克服を祈願する意味で、高麗23年(1236年)から16年という長い歳月をかけて作り上げられたものです。版木には、南海と巨済地方でとれたホオノキを数年間海水に漬けた後、陰干ししたものが使われています。横68㎝、縦24.5㎝、厚さ3㎝の大きさの板の両端に木をはめて版木の均衡を取り、漆を塗って腐食を防いでいます。経版の数は81,340枚で、冊数は6,791冊。これらは温度と湿度が一定に保てるという朝鮮初期の建築物・八万大蔵経板殿に保存されており、国宝32号と、ユネスコ世界文化遺産に指定されています。海印寺は新羅・哀荘王3年(802年)に順應と理貞の二人の僧によって創建された寺院です。「海印」とは華厳経の海印三昧に始まるもので、お釈迦様の正しい悟りの世界を指す言葉、汚れていない清浄無垢なわれわれの本心を表す言葉です。朝鮮時代(1392-1910)、江華島から八万大蔵経を移した後、法宝寺院とも呼ばれています。海印寺には八万大蔵経(国宝32号)と蔵経板殿(国宝52号)をはじめ、15点の宝物と200点余りの私宝など、数多くの文化財と古跡があります。