江原道(春川市)

春川(チュンチョン)マッククス体験博物館(チェホム・パンムルグァン)は春川の代表料理である「マッククス(辛だれそば)」をテーマに2006年8月にオープンした博物館です。「マッククス」はそばから作った麺にキムチスープをかけて食べる江原道の郷土料理で、この博物館はそば博物館とマッククス博物館に分かれています。そば展示館では、そばの由来や分布、歴史、そばに関連する様々な料理などが展示してあり、マックッスの種類と発展過程が一目でわかるようになっています。


済州道(西帰浦市) , 서귀포

天地淵(チョンジヨン)とは神の池という意味を持つ言葉で、玉皇上帝に使える7人の天女が玉の笛を吹きながら雲の階段を下りて地上に降りてきてこの池で沐浴をしたという伝説が残っています。 ここは天然記念物163号にも指定されている膽八樹が自生しているところで、それ以外にも様々な珍しい植物や様々な木々が鬱蒼とした森を成しており、天然記念物379号として保護されています。この森に1キロの散策路があり、それに沿って歩くと滝にでます。 滝は高さ22メートル、幅12メートルで、滝つぼの水深は20メートル。滝自体が天然記念物第27号にも指定されており、ここに住む天然記念物第258号の大ウナギも有名です。    


ソウル(鍾路区) , 仁寺洞・鍾路

餅は韓国人の生活の中に深く根付いており喜怒哀楽を共にしてきた食べ物です。餅博物館(トック・パンムルグァン)には、チントック(蒸し餅)、チントック(つき餅)、チジントック(焼き餅)、サルムントック(茹で餅)など作り方がそれぞれ異なる様々な餅と、それらを作るために必要な調理道具、そして餅と一緒に飲む伝統茶と民俗酒などを展示され紹介されています。餅博物館は、お年寄りにとっては昔の思い出と郷愁の空間となり、若い世代にとっては現代社会の中で消えつつある韓国の伝統的な台所文化に関する展示を通し、祖先の知恵と生活の様子を体験し学べる空間となることを目的に設立されました。


釜山広域市(中区)

釜山市中区光復洞にある光復路一帯は文化芸術とファッションの中心地でありショッピング、観光の通りでもあります。光復路は龍頭山公園に上がるエスカレーターの入口から国際市場まで続き、釜山の明洞といえます。また、釜山国際映画祭が開かれる南浦洞とも近接しており、衣類をメインにブランドから比較的安い店舗までが密集しています。通りの至るところに休憩所や彫刻オブジェ、華やかな照明施設、花壇などがあり、美しい文化の通りとして、また釜山の代表的なショッピング観光名所として知られています。また、ここにはファッションだけでなく、貴金属やカメラ、オーディオ、各種電子製品、民俗工芸品などを扱う店舗もあり、普段から20~30%の割引を行っている店舗や、オープン記念イベントを行っている店舗もあります。光復路周辺の店舗は大抵、午前10時にオープンし、午後9時まで営業しています。


済州道(西帰浦市) , 서귀포

済州民俗村博物館(チョジュ・ミンソクチョン・パンムルグァン) 伝統家屋やその他施設など117棟があるこの民俗村。 精密な時代考証と専門家の長年の研究を元に1890年代の済州の姿をそのまま再現しており、5万坪余りの敷地を歩きながら済州ならではの生活風俗を体験できるようになっています。 ここは2003年に韓国で放送されたドラマ「大長今(日本タイトル:宮廷女官チャングムの誓い)」の幾つかのシーンが撮影されたところで、撮影スポットにはそのシーンの写真の看板が立てられており、世界各国から観光客が訪れています。    


ソウル(中区) , 市庁・光化門

ロダンギャラリーは、ロダンの名作を鑑賞することができる世界で8番目に建てられたロダン専門の美術館。常設展示場「クレス・パビリオン」と2つの企画展示室があり、展示場全体が半透明のガラス張りの「クレス・パビリオン」では、ロダンの名作である「地獄の門」や「カレーの市民」を自然光のもと鑑賞することができる点に表されるように、単に作品だけでなく建物自体もロダンの芸術魂を生かすように企画展示室では他の芸術家の作品も展示されており、主に近現代美術史において業績を残した韓国の作家の作品を鑑賞することができる。また音楽や舞踊公演なども企画・公演されており、真正な文化芸術の空間としてさまざまな文化のジャンルの公演を行っています。主に展示に関連する映像を上演するビデオ室やロダンの作品模型、陶磁器、生活用品などが展示・販売されているアートショップもあります。また周辺には、中央日報の建物内にある湖巖美術館や湖巖アートホール、市庁の向かい側にある徳寿宮、徳寿宮内にある国立現代美術館(徳寿宮本館)、宮中遺物展示館、貞洞劇場など、歩いて行けるアートスポットが数多くあります。


ソウル(鍾路区) , 仁寺洞・鍾路

2008年3月オープンした名人博物館は、韓国の伝統仮面はもちろん世界の仮面も集めた、ソウル唯一の仮面専門博物館です。1階には博物館附設「コレクション」、地下1階には「博物館展示室」があります。博物館に展示された仮面は、全て館長が30年間かけて集めたものです。世界のあちこちを歩き回りながら収集された、珍しく貴重な仮面の数は500点を越えます。アフリカ、オセアニア、南米、インド、チベット、ネパール、中国、日本、東南アジアなど、全世界の様々な姿・形をした仮面を通して、世界の国々の文化を深く理解することができます。また、名人コレクションには仏教彫刻、仏画、仏教工芸、陶磁器、近代美術、外国名画などの美術品を取り扱っています。1階の喫茶店を利用した場合、博物館の観覧料は無料です。


ソウル(中区)

ソウル市に関する資料を豊富に保有する他、歴史、文化、都市計画、交通、環境、行政など、全ての分野に関する資料や海外旅行レポート、研究論文、映像資料、電子情報などを幅広く保有しています。


ソウル(鍾路区) , 東大門

東大門(トンデムン)は宝物第1号であり、正式名称は「興仁之門(フンインジムン)」でソウル城郭の東側の門です。1396年に創建され、1453年に改修されました。現在の門楼は1869年に再建されたものです。「興仁之門」と呼ぶようになったのは世祖(在位1455-1468)のときからだといわれています。 東大門の最大の特徴は、門の外を「甕城」が取り巻いているという点です。「甕城」は門を囲んでいる半円形の城壁のことを言います。低地なので外敵からの攻撃を受けやすいため、このような城壁で防御していました。今は甕城の石がさまざまな色を帯びていますが、これは補修工事をする際に変化したものです。 石を積んだ中央には虹霓門を据え、その上に正面5つ、側面2つの重層門楼を建て、屋根は隅ジン閣(ウジンガク)です。軒上には厄除けの意味で動物の像があります。東大門は細部の技法が脆弱で、装飾重視になっており、朝鮮後期の典型的な様式をよく現しています。