全羅南道(咸平郡 )

咸平エキスポ公園では2008年に咸平蝶&昆虫エキスポが開催されました。エキスポ以降、咸平エキスポ公園はアジアの生態文化観光地として生まれ変わりました。ここは、清らかな咸平の自然環境と合わせ、蝶や昆虫の観察などの自然学習を通し、楽しい思い出作りができる場所です。 園芸治療館、芝生広場、植物/昆虫生態学校、テーマ映像館、森の中の昆虫村、コウモリ展示館、蝶/昆虫生態館、、蝶/昆虫標本・化石展示館、淡水魚科学館、ナビランド遊園地、湿地学習場など11の常設展示館とテーマ空間が備えられた大規模生態公園です。


全羅南道(長興郡 )

湖南5大名山の一つである天冠山は冠山邑と大徳邑の境界にある標高723mの山。山全体が岩でできており、峰が天を突き刺すよう鋭く伸びているのが特徴です。春には椿が赤く咲き、秋にはすすきが壮観を演出。特に頂上付近の岩が付き刺さる様子が、珠玉で飾った天子の冕旒冠のようであるため天冠山と命名されました。 海岸近くは山脈に沿って海風が吹き、人の力では不可能な自然のダイナミックさが伺えます。山頂からは、南海岸多島海が東洋画のように一望でき、北を向くと霊岩の月出山、長興の帝岩山、光州の無等山が見渡せます。天気が良いと地平線に神秘的な済州島の漢拏山が浮かび上がります。峰と峰を結ぶ線上には、まるで自然造形物の展示のように奇岩怪石が並び、頂上付近には5万坪余りのすすき畑が広がっています。冠山寺が天冠山の登山路と繋がっているため、文化遺跡探査や登山などに最適です。休養林内には管理棟、ロッジ、駐車場、炊事場、林間学校などが併設され、周りにはきれいに整備された7kmの散策路が続いています。


忠清南道(扶余郡 )

扶余で一番大きな寺である無量寺(ムリャンサ)は、忠清南道扶余郡万寿山のふもとに位置している寺です。寺の周辺にある山林は鬱蒼としており、水がたっぷりと流れ巨刹の面貌を保っています。無量寺の極楽殿は2階建てで、極楽殿には釋迦佛画が置かれていますが、これは朝鮮の仁祖(朝鮮第16代王╱在位1623~1649)の時に造られた仏画で、色彩が非常に鮮明に描かれています。


江原道(襄陽郡)

寒渓嶺(ハンゲリョン)は、弥矢嶺、陳富嶺とともに雪嶽山を代表する三嶺の一つとして昔は「小さな嶺」と呼ばれていました。「大きな嶺」の彌矢嶺とともにに嶺東と嶺西を分けるする分水嶺となっています。昔は所東羅嶺と呼ばれ、東海岸地域と内陸地方をつなぐ交通の要所になっていました。1971年12月に襄陽と麟蹄を結ぶ広い舗装道路が開通し、内雪嶽と外雪嶽の観光道路になりました。 寒渓嶺道を降りて行けば五色地区です。五色ではすべてのものが五つです。岩盤から炭酸水が湧く五色薬水も味が五つといわれます。宝物第497号三層石塔が残っている城国寺の昔の名前は、石までも五色の光りを放つという意味で五色石寺だったといいます。五色という村の名前も、五つの花が咲く木があったという五色花伝説からついたものです。


忠清南道(唐津市)

忠清南道の西海に面しているウェモク村は、日の出、日没、月の出の名所として知られており、毎年日の出祭りのときには観光客が10万人ほど訪れます。海岸線に沿って水辺にデッキが設置されており、裸足で海岸を散歩する人もいます。11月と2月には長古項の露積峰から日が昇り、一幅の東洋画のように美しいため、その風景をレンズに収めようと韓国の写真愛好家が集まります。


慶尚北道(青松郡 )

青松邑から5分のところにある「達基薬水湯(タルギヤクスタン)」は、韓国3大薬水として知られています。周王山の達基瀑布から流れる渓谷に沿って約10ヶ所にある穴から水が湧き出ています。ここの薬水の特徴は、夏でも枯れることなく、冬でも凍ることなく1年を通して湧き出る水の量が一定だという点にあります。薬水の味は糖分を抜いた炭酸飲料のような味で、炭酸や鉄分などの各種ミネラル成分が多く含まれています。胃腸や皮膚の病気、および貧血に効果があるとされており、多くの人がここの薬水を求めてやって来ます。周辺には周王山国立公園がり、また薬水を利用したタッペクスク(鶏肉の水炊き)の専門店も多く並んでいます。


全羅北道(長水郡 )

論介生家は、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の時に殉死した論介を称え作られました。壬辰倭乱の時に倭軍が晋州城を占領すると、論介の夫である崔慶会将軍は川に身を投げ殉死し、論介は夫の仇を討つために妓生と偽り倭軍の宴会の席に参加し、酔った倭軍の将軍を抱きながら川に身を投げて殉死しました。論介生家は、2棟の建物からなる「一字型」の草葺の家で、石垣で囲まれており、部屋の中には掛け軸や寝具、書籍などが置かれています。また、生家址があった地域は徳裕山、梧洞堤など周辺の景観が美しく、長安山国立公園や知止渓谷、トンファダムを繋いだ登山コースがあり、論介生家と関連した観光コースとして1年を通して多くの観光客と登山客が訪れます。


忠清南道(論山市 )

潅燭寺(クァンチョクサ)は論山(ノンサン)市内から3km程離れた般若山にある寺。昔中国の智安という名僧が寺内に建てた「石造弥勒菩薩立像」を見て、それがあたかもロウソクの明かりのように光るといってこの寺を潅燭寺と名づけたといいます。この像は韓国で最も大きい石仏であり、次のような伝説も残されています。昔ある女が般若山で山菜採りをしていた時に赤ちゃんの泣き声を聞きました。不思議に思った女はその泣き声の元に行ってみましたが、赤ちゃんの姿はなく、かわりに大きな岩が土から出ていました。この話を聞いた役人はこの岩で仏像を作るように命じ、それで作られた像がこの石造弥勒菩薩立像だということです。論山市内より寺まで続く潅燭路に沿って約4キロは桜並木。春になれば美しい桜のトンネルになる道としても有名です。