ドラマ「シカゴタイプライター」は、スランプに陥ったベストセラー作家ハン・セジュ(ユ・アイン)と、彼の小説を代筆するゴーストライターユ・ジンオ(コ・ギョンピョ)、一時期ハン・セジュの熱烈なファンではあったが、ある出来事からアンチファンに急変した文人オタク、ジョン・ソル(イム・スジョン)、そして1台の古い「タイプライター」に絡み合った3人の男女が、一編の小説を完成しながら繰り広げるロマンス。1930年代を熱い情熱を秘めながら、ひたむきに生きていた青春文人たちのストーリーです。彼らが住んでいた1930年代のソウルは、果してどんな姿だったのでしょうか。1930年代の京城の姿を、今もそのままの姿で感じられるソウルの名所がここにあります。

 探訪コース
チャムシル(蠶室)・ロッテワールドモール「ソウルソウル3080」 - ハンナムドン(漢南洞)「ブックパーク」 - イクソンドン(益善洞) - ソデムン(西大門)刑務所
 

コース1.祖母が暮らし、母が住んでいたソウル。ソウルソウル3080

 

 

 

芸能人並の外見とスタイルを持ったセジュ。彼の自由奔放な京城ファッションはワイドカラーシャツとサスペンダー、そして眼鏡など彼ならではの独特のアイテムで完成されます。1930年代の典型的なモダンボーイ、ジノのベーシックなスーツとソフト帽を加えた個性的なファッションも欠かせません。新しい時代の波があちこちから入ってきて、新たな感性と流行の先端を走る若者たちが颯爽と行き来していた1930年代のチョンノ(鍾路)が生き生きとしています。そして映画「風と共に去りぬ」の劇画風の看板、DJボックス、真っ赤な公衆電話ボックスが流行した1980年代のミョンドン(明洞)通りも同様です。ロッテワールドモール5階と6階に位置した「ソウルソウル3080」は韓国初の映画館で見事に復活させました。また「ユミグヮン(優美館)」と「ファシン(和信)百貨店」などの歴史的にも有名な建築物を形象化して1930年代のチョンノ(鍾路)と1960~80年代のミョンドン(明洞)通りを再現しています。ソウル市内で運営されていた電車、古いポスターや新聞、人力車をはじめ、60年以上先代からの教えを忠実に代々継いできた「サリウォン(沙里院)」、「おでん食堂」などの長い歴史をもつ美味しい店まで、ソウルの昔をフルコースで見て食べて楽しむことができます。

 ロッテワールドモール、ソウルソウル3080
住所:ソウル市ソンパ(松坡)区オリンピックロ300ロッテワールドモール5F、6F
お問い合わせ:+82-2-3213-5000
ウェブサイト:http://www.lwt.co.kr/jp/main/main.do
地下鉄:地下鉄2号線/8号線「チャムシル」駅11番出口から連結

 

コース2. 文人たちが愛した書店 ブックパーク

 

 

キーボードの上に手を載せてさえすれば、イメージがどんどん湧いて、文章できあがる天才作家セジュ。それに比べて2年先に新春文芸に当選はしたが、いつもセジュと比較の対象となるライバル、テミン(グヮク・シヤン)。「文壇のツートップのアイドル」であるセジュとテミンが会ったここは、フロアの中に全面的に本がぎっしり並んでいるハンナムドン(漢南洞)のブックパーク。ソルの幼なじみバンジン(ヤン・ジンソン)が働いているところでもあるここには、15,000冊あまりの書籍を保有しており、カオス財団が運営して科学と芸術書籍を専門に扱う3階と、出版社のイウム・ハウスが担当して文学、人文、児童書などがある2階のフロアで構成されています。フロアに入ると、建物全体を貫く国内最大規模の書棚(高さ21メートル)が目を奪い、随所に設けられた、屋根裏のようにリラックスできる空間は、読書にピッタリの場所です。
 
 ブックパーク
住所:ソウル市ヨンサン(龍山)区イテウォンロ294
お問い合わせ:+82-2-6367-2018
ウェブサイト:http://www.bookpark.com/ (韓国語)
地下鉄:地下鉄6号線「ハンガンジン」駅2番出口から連結

コース3. ソウルで出会う1930年代の韓屋村、イクソンドン(益善洞)

 

 

 

チョンノ(鍾路)通り。政治と経済、文化の中心地であり、セジュ、ソル、ジノが青春時代を闊歩したところ。ここに韓国初の韓屋村であるイクソンドン(益善洞)があります。イクソンドン(益善洞)は1920年代後半から1930年代前半まで形成された韓屋村ですが、最近では古き良き空間を、そのままの形で上手く活かした韓屋が増え、さらに若者たちが集まる人気のスポットです。イクソンドン(益善洞)の古い魅力を感じることができる「チャンヤンジップ」は、1965年カルグクス(手打ち麺)が一皿に20ウォンだった時代から、50年が経った今も「おふくろの味」を受け継いでいるイクソンドン(益善洞)を代表する美味しい店。ミシュランガイドが選定したコスパの良い店「ビプクルマン(Bib Gourmant)」に選定されたところでもあります。イクソンドン(益善洞)に新しい若い息吹を感じることができる所は「エールダン(Ale pub)」。100年以上前の伝統家屋をおしゃれに改造したクラフトビールバー。庭の中央では日中、晴れていれば暖かい陽射しが入り心地良く、雨や雪が降れば、ストーブの温もりを感じながら、風情あるガラスの天井の元で飲む一杯の手作りビールは格別美味しく感じることでしょう。

 チャンヤンジプ
住所:ソウル市チョンノ(鐘路)区トンファムンロ11ダギル5
お問い合わせ:+82-2-743-1384
営業時間:10:00~21:00、日曜日休み
地下鉄:地下鉄1号線/3号線/5号線「チョンノサムガ」駅6番出口から徒歩2分

 エールダン(Ale pub)
住所:ソウル市チョンノ(鐘路)区スピョロ28ギル33-9
お問い合わせ:+82-70-7766-3133
営業時間:11:00~23:00
地下鉄:地下鉄1号線/3号線/5号線「チョンノサムガ」駅6番出口から徒歩7分
 

コース4.1930年代の独立運動家たちの血と涙が残る場所。ソデムン(西大門)刑務所歴史館

 

 

 

1930年代の日本統治時代を生きていた文人たちは、独立に対する熱き思いと強い意志を刻んだ作品を多く書きました。イ・サン(李箱)とキム・ユジョン(金裕貞)などの1930年代の文人たちが思い浮かびますが、セジュも同じ思いではないでしょうか。時代の流れの中で苦悩しながらも、自分の目の前で繰り広げられている現実に直視して痛嘆する日本統治時代の文人、セジュ。1930年代をかろうじて生きていった大韓民国の独立運動家たちの血と涙が残っているところ、ソデムン(西大門)刑務所歴史館を訪問してみましょう。最も悪名高い監獄だったソデムン(西大門)刑務所は、1945年の終戦を迎えるまで数多くの愛国志士たちが投獄され、拷問や処刑を受けた場所でした。ユ・グァンスン(柳寛順)のような女性独立運動家たちを閉じ込めていた女性獄舎を含めて、すべての獄舎の原型はもちろん、実際の拷問器具、足かせなどは現在も残っています。独房での1人体験は、最も人気のある体験の一つ。ソデムン(西大門)刑務所では韓国語、日本語、英語のドーセントに説明してもらうこともできます。

 ソデムン(西大門)刑務所歴史館
住所:ソウル市ソデムン(西大門)区トンイルロ251 ソデムン(西大門)独立公園
ウェブサイト:http://www.sscmc.or.kr/foreign/jp/introduction.html
予約及びお問い合わせ:+82-2-360-8586
地下鉄:地下鉄3号線「トンニンムン」駅5番出口前


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