全羅北道(井邑市 )

高麗時代、地方の儒学者により崔致遠の学問と徳行を称えるために生祠堂(生きている人を祀る祠堂)が建てられ、泰山祠と呼ばれていました。この建物は1483年、丁克仁が建てた郷学堂があった場所(現在の場所)に移されました。1696年に崔致遠と申潜の2つの祠堂を1つにし、王より「武城」の扁額が下賜されて書院となりました。武城書院(ムソンソウォン)は1868年の大院君の書院撤廃を免れた47の重要書院のひとつで、その後、修復を重ねながら今日に至っています。現存する建物には祠宇、絃歌楼、明倫堂、荘修斎、興学斎、庫舎などがあります。


全羅南道(羅州市 )

羅州牧使内衙(ナジュモクサネア)は朝鮮時代の地方行政機関・牧の長で羅州を治めていた羅州牧使の官邸として、上流階級の住宅の母屋と同じ平面構造で造られました。母屋は純祖25(1825)年建てられたもので、建物の構造は中庭を囲むようにコの字型で建てられた伝統的な韓屋の様式を踏襲しています。羅州牧使内衙は現在全羅南道文化財資料第132号に指定されています。羅州は朝鮮時代の行政機関の建物・官衙(クァナ/クァンア)の建物が数多く残っており、文化遺跡踏査地としてもおすすめです。 * 規模 - 内衙 1棟、行廊(ヘンラン)チェ1棟


京畿道(漣川郡)

朝鮮王家は1807年に建てられた高宗皇帝の令孫・李芹の古宅である念芹堂を基盤に作ったミュージアムホテルである。ソウル市鍾路区明倫洞にあったものを京畿道漣川に移し、韓国伝統王室の建築遺産を継承している。5ヶ月間の解体作業を経て、瓦や大梁、垂木、柱、礎、基壇、台石などをすべて移し、27ヶ月の期間を経て朝鮮王家の現在の姿を完成した。一般によく知られていなかった王室の空間がだれでも体験できる開かれた空間になった。王室韓屋での宿泊は王室文化の体験と同じ。韓屋客室は15室あり、全室にトイレ、冷房、冷蔵庫などを完備した。よもぎ蒸しや韓方せっけん作りなど、体験プログラムも運営する。客室に茶道セットを無料で提供し、朝食は有料で事前に予約するとハナウドご飯定食が食べられる。伝統婚礼やワークショップなどの場所として貸し切りも可能。ホテルの庭には小さい池や散策路があって、自然に囲まれてゆったり休める。


慶尚南道(咸陽郡 )

「牛が鳴く村」という由来がある牛鳴里(ウミョンニ)は風水地理学上、牛が安らかに横たわり反芻する姿のような地形をしているところです、農業を営んでいた昔の人々にとって牛は豊かさと平和の象徴でした。そのためこの村は昔から土地が肥沃で豊かなところとして有名なところでした。その村で中心的な役割を果たす学者の家がこの牛鳴里鄭氏古家です。またこの村は孝行者を多く輩出したことでも有名で孝里村(ヒョリマウル)と別名で呼ばれることもありました。村の人々は昔から学者を多く輩出し、土地が広く暮らし向きも豊かだったこの家を中心に村を形成していたため、「孝里宅」とも言われてきました。 この韓屋のオーナーは2013年からこの家を一般に公開しはじめましたが、板の間に横になりじっと空を眺め人々が憩いのひとときをすごしてもらいたいという一心ではじめたのがきっかけでした。まだここに実際に宿泊した人は多くはありませんが、牛鳴里鄭氏古家に泊まった人々に村の素晴らしい気を与え、歴史と伝統を身近に感じでもらえる場所になればとオーナーは願っています。 自家菜園で野菜を収穫したり、ソンビ(朝鮮時代の学者)体験もできる牛鳴里鄭氏古家、農業を生業とし数多くの学者を輩出した朝鮮時代の伝統的な韓屋を体験できる場所です。


ソウル(中浪区)

忘憂里(マンウリ)公園は、東亜日報1933年2月2日付記事「弥阿里(ミアリ)共同墓地がしばらくして満杯となることに備えて、京畿道(キョンギド)忘憂里の林野およそ70万坪を京城府の共同墓地として決定した」、同1935年10月24日付記事「梨泰院(イテウォン)の共同墓地を宅地化するため、37,000基あまりのうち縁故者がある墓は忘憂里に移葬し、無縁故の墓は新寺里(シンサリ)で火葬することとした」という当時の新聞記事からも分かるように、忘憂里の忘憂山を1933年から現在のソウル市の共同墓地として利用したのがその始まりです。 その40年後の1973年3月25日には、およそ28,500基の墓で一杯となり、墓を増やすことは禁じられ、改葬や埋葬された遺骨を整理した結果、2018年12月現在で7,425基まで減り、今後も墓の数は減少していくものとみられます。 ちょうどこの改葬を行った時期に、韓国を代表する著名な独立運動家・島山(トサン)安昌浩(アン・チャンホ)、 植民地時代に東亜日報社長を務め教育家・政治家などとしても活躍した古下(コハ)宋鎮禹(ソン・ジヌ)、国楽の名唱・林芳蔚(イム・パンウル)、愛国志士・趙鐘完(チョ・ジョンワン)、独立運動家・朴賛翊(パク・チャニク)、文学評論家・白大鎮(ペク・テジン)などの墓も改葬され、国立墓地や市立公園墓地に埋葬されました。 1992年2月にはここに眠っていた児童文学者・方定煥(パン・ジョンファン)、言論人・呉世昌(オ・セチャン)、僧侶で詩人の韓龍雲(ハン・ヨンウン)、独立運動家で政治家の曺奉岩(チョ・ボンアム)、医師で国語学者の池錫永(チ・ソギョン)、独立運動家・文明煊(ムン・ミョンフォン)、言論人で政治家としても活躍した張徳秀(チャン・ドクス)など7人の年譜碑を地元・中浪区(チュンナング)により散策路を中心に建立、続いて1998年2月には、詩人・朴寅煥(パク・イナン)、学者・言論人の文一平(ムン・イルピョン)、教育者・徐丙浩(ソ・ビョンホ)、独立運動家・徐東日(ソ・ドンイル)、独立運動家・呉哉泳(オ・ジェヨン)、独立運動家・徐光朝(ソ・グァンジョ)、独立運動家の劉相奎(ユ・サンギュ)、医師で独立運動家の呉兢善(オ・グンソン)など8人の年譜碑が追加で5.2Kmの散策路に建てられました。 これまで忘憂里市民公園には、3.1独立運動を主導した万海(マンへ)韓龍雲などをはじめとした17人の著名人が埋葬されている墓地として知られていましたが、各マスコミの人名録や独立有功者功勲録を中心にソウル市施設管理公団葬墓文化センターの故人検索を元に、墓をひとつひとつ実際に確認し、17人以外にも小説家・桂鎔黙(ケ・ヨンムク)をはじめ10人の著名人が埋葬されていることが新たに分かりました。 <出典:ソウル市中浪区庁>


全羅北道(茂朱郡 )

茂朱郡赤裳面にある赤裳山(1,034m)は、四方が層岩絶壁で囲まれています。この山の上の安国寺があった場所に茂朱揚水発電所所の上部貯水池である赤裳湖が建設されましたが、この湖の周りに長さ8,143メートルの赤裳山城があります。 高麗時代、契丹族の侵略があった際に近隣の数十の村から逃げてきた人たちが難を逃れた他、高麗末期の日本軍の侵略の際は、三道按廉使が軍隊を引き連れ応戦した古城だとされています。 高麗末期恭愍王23年(1374年)三道都統使であった崔瑩将軍が都に帰る途中、四面が切り立った岸壁で囲まれた天然の要塞を見て感嘆し、山城を建設することを王に建議したといいます。その後、朝鮮時代に入り、山城を建設し、5大史庫のうちの北側史庫が危険に晒された際に赤裳山史庫を設置し、韓国の国史を守ってきた由緒ある場所です。


慶尚南道(山清郡 )

安東河回村とともに慶尚道の代表的な伝統韓屋村である山清(サンチョン)南沙里(ナムサリ)南沙イェダム村は、智異山の麓のすばらしい自然環境に囲まれた場所で、韓国で最も美しい村のひとつに数えられています。 全長3.2kmにも及ぶ閑静な佇まいの塀の向こう側に韓国の美しい伝統韓屋を垣間見ることができることから、この村を「古の塀の村」という意味のイェダム村と名づけ、またその名前には「塀の向こうに住んでいた昔の学者たちの気質や礼節を手本にしていく」という意味も含まれているといいます。 この南沙イェダム村を囲む塀は登録文化財第281号に指定されるほど歴史的価値があるものです。 この塀をはじめ慶尚南道文化財資料第117号に指定された崔氏古家や慶尚南道文化財第118号に指定された李氏古家などすべてで9つの建造物が国の宝物や文化財に指定されています。現在、南沙イェダム村は農村伝統テーマ村として指定され、農業体験、伝統遊び体験、古家探訪や祀堂体験が可能な伝統学び体験など様々なプログラムを行っています。 伝統的な韓国南部地方の支配階級であった士大夫(両班)の韓屋である崔氏古家(チェシコガ)は、この南沙イェダム村の中心部にあります。南沙イェダム村の共同駐車場から韓屋まで続く高くそして美しい古の塀、一段と高くなった韓屋敷地入口に聳える大門、そして樹齢230年の梅の木など訪れる人々が感嘆の声を上げるこの崔氏古家は南沙イェダム村でも最も大きな規模を誇り、華麗な姿を見せる家屋です。慶尚南道固城(コソン)鶴林里の全州崔氏梅史古宅が宗家で、玄孫(やしゃご)の高祖父の代にこの地に根を下ろしたということです。 母屋は1920年に、舎廊(サラン)チェの建物は1921年に棟上げを行いましたが、別棟となっている翼廊チェ、納屋、牛小屋などの建物も同じ時期に建てられたといいます。母屋を中心に舎廊チェ、翼廊チェ、納屋が中庭を囲むように「口」の字型に建っており、舎廊チェの両脇には中門が2ヶ所あります。そのうち西側の中門からは母屋や翼廊チェが見えない構造となっていますが、これは当時の儒教思想により男女が生活する空間をしっかり分けるという考えあったことによるものです。 母屋は正面6間、側面3間の大きさで、建物の前後に縁側があり梁5本で支える入母屋屋根の建物となっており、天井が高くなっているのが特徴です。台所、奥の間、奥の間に接した小部屋、2間ほどの板の間、その板の間の向こう側にある部屋などからなるこの韓屋には部屋の戸の細かく美しい装飾の彫刻が昔のままの姿で残されています。 舎廊チェの建物も同じように正面5間、側面3間の大きさの入母屋屋根の建物で、母屋とくっつた構造となっています。左手から部屋が2室、1間ほどの広さの板の間を挟んでさらに部屋が2室、そして楼閣房があります。この建物の特徴は母屋と異なり円形の柱を立て美しさを強調していることが挙げられます。東側を仰ぐ翼廊チェの建物は正面4間、側面2間の広さの建物で、南向きの板の間があり、オンドル部屋、食材を保存する納屋などがあります。 崔氏古家は2014年、名品韓屋として選定された建物です。都会暮らしをしていた現在の宗孫がこの建物を守るためこの地に戻ってきました。現在、ご利用いただくお客様のために様々な箇所を補修しており、母屋を除く舎廊チェの建物に客室2室、そして翼廊チェの建物全体のあわせて3室の宿泊スペースを準備する予定です。各客室にはトイレ、テレビ、エアコン、Wi-fi、キッチン設備まで完備し大変便利な韓屋となる予定で、茶道体験や伝統遊び体験などさまざまな体験プログラムも計画中です。 宗家の子孫であるチェ・ジュンソク氏は古宅を体験してみたい方々に快適に泊まれるように韓屋をリモデリングしたいといいます。また閑静な古の趣を感じてもらえるよう出来る限り昔からの韓屋の構造には手を入れず、薪で部屋を温めるなど伝統にこだわり運営していくつもりだといいます。崔氏古家のより一層のすばらしい変化を期待したいと思います。 ※冬の期間の間はお休みとなることがありますので、ご訪問前に必ずお問い合わせの上お出でください。


京畿道(金浦市)

ホテルマリーナベイソウル:アラベッキルの水辺と都市の利便性を満喫する注目のリゾート 1. 概要 ホテルマリーナベイソウルは、韓国・仁川市にあるウォーターフロント(アラベッキル沿い)に位置し、全825室を誇る大型ホテルです。建物はヨットをモチーフにした個性的な外観が目を引き、室内プールや屋上のスカイプールを含む充実したレジャー施設を無料で利用できるのが大きな特長。観光やビジネス、家族旅行など、さまざまなスタイルの旅に対応するホスピタリティを備えています。 2. アクセス&周辺ロケーション * 金浦空港に近い絶好の立地 早朝便や深夜便を利用する場合でも、金浦空港から短時間のタクシーや車移動で簡単にアクセス可能。飛行機の乗り継ぎ時や短期滞在にも便利です。 * ソウル主要スポットへ約30分の好アクセス 地下鉄やバスなど公共交通機関を利用すれば、明洞や弘大などのソウル中心部の人気観光地へ30分程度で向かえる場合も多く、観光拠点としても優秀なロケーションといえます。 * アラベッキルの穏やかな水辺 運河やヨットハーバーを思わせる景観が広がり、都会の喧騒を少し離れてリラックスできる空間を演出。周辺に散歩やジョギングに適したコースがあることも魅力です。 3. 特別なプール体験:室内プール&ルーフトップスカイプールを無料開放 * 室内プール 天候や季節を問わず快適に泳げる室内プールを無料で利用可能。お子様連れや、雨の日に運動不足を解消したい旅行者にもぴったりの施設です。 * ルーフトップスカイプール 屋上に位置し、上空からアラベッキルの風景を見下ろせる特別なプール。爽快感があり、夕方以降のライトアップされた街並みを眺めながらの入水体験はまさに非日常的です。 * 全プランで追加料金不要 宿泊者であればどのプランでも追加コストなく利用できるので、エクストラ費用を気にせず思う存分楽しめます。 4. 客室&館内施設 * 825室の多彩な客室 シンプルモダンな内装で、客室の一部からはアラベッキルや街の景色を満喫できる造り。上位カテゴリーの部屋ではスペースやアメニティがグレードアップしている場合もあります。 * レストラン&ラウンジ 韓国料理から洋食まで多彩なメニューを揃えたレストランや、ゆったりドリンクを楽しめるラウンジがあり、ホテル内だけでも充実した時間が過ごせます。 * フィットネス・ビジネス対応 フィットネスルームや宴会・会議施設など、旅行からビジネスまで幅広い用途に対応可能。出張で訪れる方も多く、ワークとレジャーを兼ねた滞在が実現できます。 5. ホテルマリーナベイソウルを選ぶ理由 * 無料プールで得られる癒やし インドア・アウトドアどちらのプールも利用でき、リゾート感あふれる滞在に。特にルーフトッププールは韓国でも珍しい体験で記念写真スポットとしても人気。 * 空港・観光地への抜群のアクセス 金浦空港との往復が便利で、ソウル観光へも30分程度で移動できるため、1泊でも複数泊でも旅程を組み立てやすい。 * ヨットをイメージした個性的な外観 運河を彩るヨットをモチーフとした外観が目を引き、周辺景観との融合が美しい。旅行の思い出として写真に収める価値あり。 * 居心地の良い客室と充実の館内設備 アクティブに動きたい人から、部屋でゆったり過ごしたい人まで、多様なニーズをしっかりカバー。サービス水準も高く、外国人旅行者へ多言語対応も期待できる。 ホテルマリーナベイソウルは、アラベッキル沿いの非日常的な景観と、“都市と自然の調和”をテーマにしたヨットモチーフ建築が印象的なホテルです。室内プールとルーフトップスカイプールをいずれも追加料金なしで利用できるお得感、金浦空港からの近さとソウル主要エリアまで30分というアクセスの良さ、そして客室数825室という大規模施設ならではの対応力で、あらゆる旅行目的にマッチします。リゾート気分を味わいながらも首都圏の観光を思う存分楽しめるため、韓国旅行を計画中の方にはぜひ検討していただきたい一軒です。


全羅北道(高敞郡 )

店名にある「風川」とは地名ではなく、潮の満ち干きが激しい西海岸や南海岸に接した川の中でも、淡水と海水が出会う場所を指す言葉です。このような場所は波が立ちやすく、強い風が吹くと言うことから「風川」と呼ぶそうです。高敞の干潟風川ウナギは、風川で獲れるウナギ料理店の中でも、全羅道で一番有名です。海水と淡水が出会う干潟でエサを与えずに育てたウナギなので、他のウナギに比べて優れて歯ごたえが良いのが特徴です。干潟で獲れた脂ののった淡白なウナギを、適度に甘辛い醤油のたれにつけて食べると、お口の中に美味しさが広がります。


江原道(洪川郡)

江原道洪川(ホンチョン)にある「木と鳥(ナムワセ=나무와 새)は韓屋ペンションです。 2011年に建てられた韓屋ペンションで、目の前に八峰山(パルボンサン)の山々がが雄大に広がり、その麓には洪川江(ホンチョンガン)が静かに流れ、美しい光景に自ずと癒される場所に位置しています。 韓屋の古風さを味わえるとともに、プライバシーを確保し便利な作りとなっている韓屋ペンション。天井が高いため圧迫感がない作りのオンドル部屋、ベッドルーム、そして現代風のキッチンまで兼ね備え、宿泊客に最大限使いやすいよう設計されています。 韓屋に使われる木材は同じく江原道にある桂芳山(ケバンサン)雲頭嶺(ウンドゥリョン)峠の松の木を使用、室内の壁などは天然黄土や炭、木酢液など天然素材で仕上げをし、健康的かつ松の木独特の香りが漂います。 近くには10分ほどの距離のところにリゾート地・ビバルディパークがあり、一年を通してレジャーを楽しめます。