更新:2016-04-14 02:35:16
基本紹介
石氷庫(ソッピンゴ)は言ってみれば石で作った自然の冷蔵庫。新羅時代(BC 57~AD 935)の首都であった慶州の半月城にあり、見た目は非常にみすぼらしいものですが、入口の近くに立っただけでも冷気を感じ、冷蔵庫の機能を十分に果たしていたことが分かります。
この石氷庫は半分は地下を掘った形になっており、世界どの地域にも例を見られない物であるためこの時代新羅の文化が非常に発達していた証拠。地盤自体が冷えている土地を選び、花崗岩で底と壁を覆い天井はアーチ型で通風のための穴も空けられています。また氷を保存する際には更に断熱材として藁が使われていたとされ、現代の科学者がこれを実際に実験してみたところ6ヶ月後に氷の溶けた量は0.4%に過ぎなかったという結果は驚くべきことでしょう。
このように保管された氷は夏になると上流階級が好んで食した冷菓に使われたため王自らが氷を保存するよう命じたと書物に記載されており、これらの記録を見ると石氷庫は約1500年前に作られたと考えられますが、現在慶州に残っているのは朝鮮英祖14年(AD1733年)に作られたもので、長さ12.27m、幅5.76m、高さ5.21m。現存する石氷庫の中で最もいい状態で保存されているもので、宝物66号に指定されています。
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